「自分」という認識が強すぎると、いつまでたっても、自信はつかない。
環境が変わり、過去から蓄積したものが使えなくなると昨日の、「どや顔」が、翌日には、「へなちょこ顔」になる。
今まで「自分」が信じていたものが、 一瞬で崩れ去った時、あっという間に、自信喪失となる。勝手に作った、「自分」の世界観で、勝手に、「自分」が苦しんでいる。
「個」が、強すぎるのだ。「我」が、強すぎるのだ。
「あたな」が、「あなたである」という意識を強く持ちすぎると、スピーチでも、緊張しやすく、怒りっぽくもなる。
「あなた」は、感覚があるので、存在しているのように感じるが、一度疑ってみるとよい。本当は、「自分」など存在しないと考えてみるのも、自信喪失や、自信過剰を回避し、本当の自信に繋がるのかもしれない。
自信を付けるには、自我を捨てること 。信頼のおけない、強すぎる「我」は、早めに捨てることだ。
では、どうやって捨てるか?
一つの方法として、自分の事を忘れてしまうほど、自分以外の対象に没頭することだ。
「没頭」というより、「尽くす」と言った方がよいかもしれない。 自分以外の誰かのために……
ミルキヅク