「本音トーク」と、「売上」に、相関関係は、ない。
よく、「腹を割って話す」という、対話がある。
しかし、サラリーマンが、本気で、上司に向かって本音トークなどできるわけがない。
それが、もしできたら、相当、図太い精神力を持っている。
また、どんな本音も受け止め、公平に対処できる器の広い上司も、稀だ。
「今日は、無礼講を許す」という上司の社交辞令に、本気で、無礼なことをする部下もいるが、それも、稀だ。
腹を割って話せるのは、立場がまったく同じ人のみ。
腹を割って話す効果は、「信頼感」「絆」「連帯感」「モチベーション」。その話と、売上数字は比例しない。
売上にもっとも影響を与えるのは、ズバリ、「戦略」だ。「何を」と「どこへ」
つまり、「商品・サービスと」、「ターゲット」の選定である。
この2つは、奥が深い。
社内に派閥があったり、社内対話がうまくできていなくとも、業績がよい会社がある。「戦略」がよいからだ。
もしも、経営者、社長、営業部長などで、「本音トーク」が大事だと飲み会に誘うくらいなら、従業員一同の生活の安定と向上をもたらす、「戦略」を必死に研究してほしい。
ちなみに、ソフトバンクの孫正義氏は、会社を興した後、「1年半」を「何を」探しに費やしたそうだ。
ミルキヅク