【最終更新日2017年4月13日】
PDCAが大事だと言われる。
PDCAの書簡も多い。
書簡が多いということは、世の中でうまくいっていないことを意味する。
英語の参考書の数と同じだ。
日本人は、英語が話せない。英語の参考書が多くても、話せない。
PDCAも同じだ。
現に、PDCAが回せる会社は、少ない。
PDCAと倒産の相関関係は少ない
PDCAがまわらなくても、倒産する会社は、ごく数%しかない。
つまり、『PDCA』と『倒産』の相関関係は、少ない。
理由は二つある。
99%の企業でPDCAを回せていない
一つ目は、多くの企業がPDCAを回せていないから。
日本には380万社あると言われているが、実働しているのは、100万社と推定している。
倒産件数は東京商工リサーチを参照すると、ざっくり1万社程度だ。
つまり、100万社の1万社、1%が倒産するわけだ。
逆に言えば、倒産しなかった99%の会社はPDCAができていたのか?
きっと、怪しい。
むしろ、1%の会社しかPDCAが回っていないと推測している。
99%はPDCAが回っていない。それでも、会社は倒産しない。
それは、PDCA自体に汎用性がないことを意味している。
PDCAは戦法の一つにすぎない
二つ目が、PDCAは、売上要因を決めるものではなく、戦法の一つに過ぎないからだ。
下のピラミッドで言えば、下から二番目だ。
売上要因の9割を占める重要な要素が、「構想力」と「戦略」だ。
下記ピラミッドの上から3番目と4番目だ。
PDCAは、戦略ではない。
ただ、より効率的に経営を行う上では、PDCAは大事だ。
PDCAは難しいからと、「D」と「A」だけ抜き取って、DADA(ダダ会議)をする社長もいた。
とにかく「やって」、「改善する」の繰り返し。すばらしいと思う。
PDCAすら行わないというPDCAの回し方
ミルキヅクは、あえて何も決めず、「ワイワイ話すこと自体」が、実行を促すこともあると感じている。
結局、言われなくても、やるべきことがある程度わかっている社会人が多い中で、「やりたくない~」というストレスの壁を少し低くしてあげるだけでPDCAが回ったりする。
ワイワイ話は、基本的にはどこでもよい。
カフェでも、オフィスでもよい。
居酒屋ですると、いわゆる、飲みニケーションになる。飲みが嫌いな人には苦痛な場になるので、注意が必要だ。
ワイワイ話は、愚痴大会になっても構わない。
ワイワイしゃべること自体にストレスを下げる効果がある。
ワイワイの後は、「よし、スッキリした。しゃーない、いっちょ、やろか」という気持ちになってもらえたら、ありがたいことだ。
泥臭い心理が、そこにはある。
PDCAよりも大事な戦略について
そして、実際に動いてもらうわけだが、その汗と努力を成果に直結させるのが、戦略の熟考である。特に、社長や上司がすべき重要項目だ。
戦略の熟考をせず、PDCAをまわしても、成果はできない。
PDCAはあくまで戦法にすぎない。
戦略に関する情報が必要な社長や上司は、下記記事を参照にしてもらいたい。
成果に繋がる戦略を磨く参考情報
社長の仕事
戦略を磨く
儲かる事業を研究する
ピラミッド一番上の理念実現書について
どうしてもPDCAを回したいのなら
ミルキヅク