【最終更新日2017年1月6日】
ほとんどの会社で、経営理念は形骸化している。なぜなら、それらは社長が心の底から熟考して落とし込んだモノではないからだ。お決まりのフレーズが並んでいる。迫力が感じられない。
経営理念は、法人格という主体の魂である。多くの場合、社長の理念とも合致している場合が多い。ほとんどの法人格は魂なき抜け殻で経営を行っている。
確かに、理想と現実には乖離がある。社長は理念よりも、日々の売上、粗利益の獲得に忙しい。きれいごとを言っても、現実に従業員にして給与も払えないような経営を行っていては責任が果たせない。
かといって、コンプライアンスや倫理観を大きく外れた経営は恰好悪い。大きなプレッシャーの中で社長は頑張っている。
2017年1月5日のテレビ番組で、すしざんまいの木村社長は豊洲問題に関して以下のようにコメントした。
損得の問題でなく、ロマンがあるかどうか
木村社長のようにロマンで生きる社長も大勢いる。ロマンは、理念の別の形でもある。
多くの人を魅了し、団結させるモノがロマンであり経営理念である。判断に迷った時の判断軸になるのも、経営理念だ。理念がしっかりと腹に落とし込めていると、ぶれない。
本来、経営理念とはパワフルなものだ。
あらためて自社の経営理念を読み返し、しっくりこなければ、廃止するか、改変し、全従業員の金字塔となるわかりやすい想いを見える化し、経営に生かしてもらいたい。
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