何も考えず仕事をすると、
「なんだよ!それだったら、はじめから言ってくれよー。」ということがよくある。
フットワークの軽さは大事だが、段取り力なき実行は、努力を無駄にする。
善意の無責任アドバイス
「難しく考えず、まずやってみろ!」と、楽観的な経営者や、無計画者は言う。
これを素直に聞いて、失敗するケースはかなり多い。
動かない人が多いからこそ、「まずはやってみろ」と促されるが、真に実行力がある人は、段取りを一番大切にする。
なぜなら、段取りは、戦略であり、戦略の良さは、その後の成果のほとんど決めてしまうからだ。
実行してわかることも多いが…
もちろん、実行して気づくことも多いが、やる前からわかっていることも多い。
そして、やる前からわかっているのに、段取りをせず、物事をスタートさせる会社も多い。
スピード感は大事だが、段取り無きスピード感は暴走に過ぎない。
暴走は多くの同僚に迷惑をかける。
段取り9割
段取り8割といわれる。いや、9割だ。99%と考える人もいる。
無知でも、まずは、始める前に、できるだけ情報を集め、いろいろな仮説を立て、シミュレーションすることだ。
有益情報は世の中にたくさん転がっている。
指示される方の
「なんだよ、それなら早く言ってくれよ!」
指示する方の
「これは、もっと早く言っておくべきだった」
など、両者のギャップを減らすためにも、段取り段階からよく話し合うことだ。
ミルキヅク