キーエンスの平均年収は、
役員クラスの給料かと勘違いしてしまうほど
すばらしい。
会社に届くキーエンスからの
DMを良く観察すると、
泥臭く、かつ、緻密だ。
議論尽くされた、計算尽くされた
抜け目ないアピール感がある。
他社より突出した製品、サービスを提供している
わけでもないのに、驚異的な利益を稼ぎ出している。
そのビジネスの本質は、
ピントがずれた、お客の潜在欲求を徹底的に浮きぼらせ矯正し、刈り取る事業だ。
もはや、
キーエンスは、メーカーではない。
コンサル会社だ。
逆に言えば、
- マッキンゼー・アンド・カンパニー
- アーサー・D・リトル
- ボストン コンサルティング グループ
のような会社が、キーエンスのようなことをしても
なんら不思議ではない。
キーエンスは、「ニーズ発見力」、「企画力」、「提案力」が極めて達観した
コンサル会社だ。
もちろん、
仕入れのやり方も、抜け目ない。
「粗利益」=「売上」ー「原価」
「売上」=「値段」x「数量」
この一つ一つの要素を、徹底的に追及した会社だ。
ずっと、メーカーだと思っていたが、
キーエンスの本質はコンサル会社なんだと
妙に納得してしまった自分がいた。
【参考】
ミルキヅク