ビジネスは、倫理観を持って、正々堂々やると、多くの味方が現れることを強く感じた事例があったのでご紹介したい。
図で説明するとこんな感じだ。
A社は、業界トップB社は、3番~4番手
A社の主要仕入先の注文が減った。A社が、B社の元主要仕入先からも買うようになったからだ。
A社の主要仕入先は売上を回復するために、B社にアプローチした。
A社は、主要仕入先がB社にアプローチしたことを不満に思い、B社に絶対供給しないよう求めた。
Bに供給するなら、もう発注しないと主要仕入先に圧力をかけたらしい。
A社の主要仕入先は、B社への供給を断念した。
B社は、A社の主要仕入先から購入できていれば、仕入額を大幅に減らすことができたので、コストダウンのチャンスを失った。
このA社の圧力の結果は、その後どうなったか?
結局、この取引を冷静に見ていた、A社にも、B社にも供給しているC社の社長が、B社を不憫に思い、A社の主要仕入先よりさらに大きな会社Dにコネがあったため、そこを紹介したそうだ。
これにより、B社は、A社の主要仕入先から得られたコストダウンより、さらに多くの仕入額削減と、信頼度アップに繋がったようだ。
一方、A社の信頼は、少し失墜したようだ。
正々堂々が好きな、武士のような社長は、まだまだ多い。
この世は役割分担の果し合いだ。
自分の理念を徹底して深堀したビジネスで世のため人のために貢献してほしい。
しからば、無用な競争は生じない。
役割分担を果たすためのツール 理念実現書
ミルキヅク