戦略ミスは戦術では取りもどせない。同様に構想力の欠如は戦略で取り戻せない。
そこで、儲ける事業を研究する社長のために「構想力」についてまとめた。
構想力とは?
「構想力」とは、戦略の上位概念。
戦略とは「誰に、何を」を吟味すること。どんなに戦略が良くても構想力が優れていなければ戦いに敗れる。
92:8 *ちなみに「戦略」と「戦術」が78:22
構想力とは設計力
コアパーツの設計
コアパーツとはそれがないと全体が機能しないもの。たとえば車。半導体不足で生産調整される。つまり車の売上が半導体に依存してる。
夢の設計
夢の設計とは想像力を使った設計図のこと。たとえばディズニーランドは夢の設計である。
難解な製品の設計
数学、物理、化学、ITなど難しい用語が苦手な社長は多い。知的労働の時代。今後は、トポロジカルな物質、量子コンピューター等。
受発注の設計
顧客の利便性を徹底的に追求した受発注に関する設計。
情報整理の設計
適材適所に情報を届ける技術。
人と人との繋がり設計
人と人を繋ぐ設計。SNSは各種あるが、次に人の繋がりを作れる媒体は何か?これからは収益が広告に依存しないことがコアファン獲得に繋がるだろう。
三位一体の設計
「ソフト」「ハード」「サービス」で常に儲かり続けるビジネスモデルを構築する。アップルがその典型。イーロン・マスクも「太陽光」「電気自動車」「宇宙事業」の3本柱。ロジック(論理)とイマジネーション(想像力)とパッション(情熱)が合わさって、核融合が起きている。
1位を設計
「今、1番xxなもの」を提供するモデル。
時間の設計
時間を短縮させるビジネス構想。時短ビジネス
プラットフォーム設計
人が集まったり利用する場の提供。プラットフォーマー。
構想力をもつ人に共通する3つの特徴
- 未充足のニーズを満たしている
- USP(独自のウリ)がある
- 熟考している
独自の強みは覚悟で強化される。覚悟は理念で決まる。理念は構想力を生み出す原動力である。構想力は人間の幸福が根底にあるもの。倫理観なき革新的技術は人を不幸にする。だから幸せの哲学が必要。