東京のような都会に住むとわかるが、時に、大声で叫びたいことがある。
しかし、周りは住宅に囲まれていて叫ぶことができない。
高速道路の車の中や海や、山や、遊園地でも、確かに大声は出せるがそこまでわざわざ行けない。
カラオケもあるが、奇声を発すると隣に聞こえる。
そんな、発散したくてもできない、心の叫びが東京中の街に、蔓延している。
都会は、理不尽が多すぎる。
叫びの壺という便利ツールもある。
店頭型のビジネスとしては、完全防音室を作り、1分 200円ぐらいで、 腹の底から叫んでストレスを発散できる場所の提供がニッチビジネスかと仮説している。
音楽スタジオのような場所でもよいし、1畳ビジネスのような完全防音ボックスの配置販売でもよい。
ただ、「あ、あの人、叫びに行ったな」と思われるのも恥ずかしいので、入りやすい工夫も必要だ。
叫びたい夜に奇声を発せられる場の提供。フランチャイズ展開で、結構な利益を出せるのではと推測している。
ランチにさくっと叫ぶ。叫んだ後のランチは、さぞおいしいことだろう。
帰社前にさくっと叫ぶ。叫んだ後のお酒も、格別だろう。
都会に、もっと、叫ぶ場所を作ろう。
そう、都会は、ストレスが溜まる街だから……。
ミルキヅク