【最終更新日2017年5月19日】
「情報」は大事だと言われる。
しかし、そもそも、大事な情報とは何であろうか?
それは、立場によって変わる。
たとえば、会社においても、社長、営業、総務、製造側で、それぞれ「大事」なという視点が違う。
情報化社会で、情報が溢れかえる今、自分が積極的に入手すべき「情報」について自問自答してほしい。そこで、ミルキヅクにとっての大事な情報をご紹介したい。
情報化社会で役立ったミルキヅク10つの情報
1.社長としての戦略と戦術
「最小の努力で、最大の成果を上げ」、「従業員一同の生活の永続的な向上と安定を実現するため」に、戦略と戦術の勉強は非常に役にたっている。
戦略と戦術の区別がつかない社長は、「とんちんかん」な指示を出す。
戦略と戦術に関する本は膨大にあるが、その中で、自らの体験を通してカスタマイズして、自分なりに体系的に整理したことが役にたった。
たとえば、戦略戦術の構造は、下記のように整理している。
このように整理されていると、本を選ぶ時でも、ビジネス番組を見ている時でも、いったい、今、どこの、何を学習しているのか明確にわかっているので、非常に効果的に学習が進む。
構想力・戦略・戦術の参考ブログ
2.お金の定義とお金の流れ(GDP)
事業を行っていると、時に、「利益は悪」という議論すらでてくることがある。
また、人生、金じゃないんだよといいながら、実は金が大事だったり、その反対の時もある。
「お金」は抽象的な概念だ。
一発儲けて、後は、悠々自適に生活しようと考える人も多いが、本当にそれでいいのか疑問に思う人も多いだろう。
「お金」は人類が生み出した最強の発明品と言われるが、「世の中がAとBの二人しかいなかったら」というシンプルモデルで、「お金」とはつまりどういうことなのか?を自問自答したことがとても役に立った。
お金の概念を腹に落とし込めると、迷いが無くなる。
また、経済はお金でまわっているが、「GDPの三面等価」の理解も、非常に役にたった。
これを理解し、深堀することで、経営者としてのバランス感覚を養えた。次の時代の予想や、物事が変化するスピード感の把握も的確となり、ビジネスの判断ミスも軽減されていると考えている。
「お金」という概念に翻弄された人生を送らないよう、「お金」という暴れ馬のような概念をよく整理してほしい。
お金に関する参考ブログ
3.幸せ、成功の定義
仮に、我々にとって幸せが最上級の概念ならば、すべては、「幸せのため」にやっている。
受験勉強も、結婚も、労働も、幸せのためにやるのだとしたら、「幸せの定義」を腹に落とし込む必要がある。
幸せの定義は、人によって違う。
多くの人が、幸せの意味を、「快適な気持ち」程度のあいまいさで捉えている。
「幸せ」という捉えどころのないもの概念と向き合ったことがよかった。
「幸せ」を自分なりに理解していないと、「私は何のために生きているのだろう」というネガティブ感情になりやすい。
経営者として、日々判断をするが、「幸せの定義」が腹に落とし込めていると、判断軸がぶれなくなる。
また、幸せの定義を明確にすると、時代に流されなくなる。どっしりと腰を据えて経営が行えるようになる。
経営計画を立てる前に、相当な時間を使って、「幸せ」の概念を考え続けた。
実際、8割は、この幸せの概念に時間を注いだと言っても過言でない。
ミルキヅクの幸せの概念についてまとめたブログをご紹介したい。
4.怒りのコントロール
欧米ではアンガーコントロールと言われている。
日本でも、古くから怒りを鎮める様々なやり方が研究されている。
怒りは、血の酸性度を変えて、健康にも良くないと言われている。
怒りは、判断力を低下させ、人間関係も悪くする。
気性が激しい人は近づき難く、相談もしにくい。
怒りは害であり、怒りは、強すぎる「我」から発生する。
怒りのコントロールを深堀したことは有意義だった。
怒りについて分析した結果、以下の3つが怒りの主な原因と理解した。
怒りが発生した際、下記3つに照合すると、必ずどれかに該当した。
- 自分のコンプレックスを指摘された時
- 他人に対する過度の期待が裏切られた時
- 自分の考えが絶対正しいと固執している時
これらをコントロールするための情報は非常に役に立った。
怒りのコントロールについて書いたブログ
5.心の柔軟性
「こだわり」が強すぎると、自分で自分の首を絞めることなる。
一方で、多面的な見方ができるようになると、物事の本質を把握しやすくなる。
世界は情報網と交通網の発達で狭くなった。
国同士の戦争も、民族間の衝突も、個人間のケンカも、元をたどれば、心の柔軟性の欠如から発生している。心が柔軟でないと、他人を理解することも、尊重することもできない。
尊重することができなければ、平和は訪れない。平和が訪れなければ、個人の心の平和も訪れない。
こだわりを捨てた瞬間から、すっと心が楽になり、複眼的思考ができるようになる。
心を柔軟にする情報は貴重であった。これからのグローバル社会では特に必須な情報になるだろう。
1冊、とても役にたった本を紹介したい。
6.人は何のために生きるかの深堀
人生で1度は考えるであろう、自問自答だ。
自分という存在が不思議に感じられる時がある。
辛い経験をしている時に、人は何のために生きているかを考える傾向にある。
人生の目的を深堀することは、強く生きるためにとても有益だった。
それをまとめたブログを紹介したい。
7.会社は何のために存在するのかの深堀
6番の「人生の目的」と同様、会社で働いていると、何のために会社は存在しているのかと思うことがある。
会社の存在意義を腹に落とし込むことで、経営者にとって、ブレナイ軸を作る上でとても大事だった。
こちらもブログでまとめたものがある。参考にしてほしい。
8.死生観
生まれれば、死ぬ。
死があるから、時を意識して、「今を生きる!」と人は叫ぶ。
しかし、技術進化で、人が死ななくなる時代が到来しようとしている。
昔から、多くの人が「死」について問うてきた。
昔よりも、「死生観の理解」が人間に突き付けられている。
自分なりの死生観を持つことは、日々を堂々と生きるために役にたった。
死とは何か?時とは何か?
9.課題発見力
技術の進歩で世の中は便利になった。
そう遠くない将来、人間は、労働から解放され余暇時間が増える。
しかし、なぜだか、毎日忙しい。
それは、真に課題でもないことに取り組んでいるからだ。
課題発見力とは、そもそも、何かが問題なのかを問う力である。
物事の本質を見極める作業でもある。
時間と情報は有限だ。最初の課題を間違えると、多くの汗と努力が無駄になることを多々経験してきた。特に、従業員を抱える社長にとって、真に取り組むべき課題を発見することは大事だ。それは、「強み」の理解にも繋がる。
指示を出す前に、「美しい課題」を見つけたいものだ。
今のミルキヅクの研究課題である。
この世は役割分担の果し合い。
一体、何を究めれば、一番世のため人のためになるのか。大事な問いである。
10.儲かるビジネス
経営者にとって、儲かるビジネスを作ることは大事だ。
資本主義はお金で回っている。だから、問題解決の手段として使われる。
お金は社会貢献度のバロメーターと言える場合もある。
もちろん、金儲けは目的ではない。結果論にすぎないが、儲かるビジネスは社会に対しても、多くの付加価値を提供している。
儲かるビジネスで参考になるブログをご紹介したい。
まとめ
みなさんも、それぞれの立場から、「自分にとって大事な情報ってなんだろう?」と熟考してほしい。
「情報」という一見あいまいな言葉の定義を腹に落とし込めると、情報の取捨選択が上手になる。
情報整理整頓の達人となって、自分にとって本当に大事な情報を活用してほしい。
ミルキヅク