スピーチ緊張克服法!あがり症をなんとかしたいあなたへ

【最終更新日2017年3月3日】

 

人前で、ものすごく緊張する人がいる。自意識過剰な人が多い。

 

聴いている方はそれほど真剣に聞いていないが、勝手にあがって、勝手に疲れている。

 

そこで、緊張の「捉え方」と「緩和方法」をご紹介したい。

 

 

 

人前でしゃべると緊張するのが当たり前

まず、緊張しない方法を探る前に伝えたい。

 

それは、人前で話すことは、大方の人にとって緊張するということだ。

 

その緊張を完全にコントールして、会場をゆっくりと見回して、トラブルが起きても自分のペースで話せるようになるのは、365回以上の訓練が必要だろう。

 

つまり、毎日人前に立ち、1年経過した時に、ようやく自分を客観視した状態で喋ることができるようになる。

 

しかし、そもそも、365回も人前にでて喋る人は稀だ。セミナー講師ぐらいだろう。

 

だから、人前で特に緊張してしまう人は、「緊張するのが当たり前」と開き直ることが大事だ。

 

人生の中でもスピーチする人の方が少ないのだ。

 

そういう視点に立った時、頭が真っ白になっても、声が震えても、口がカラカラに乾いても、「それでいいのだ」と開き直ることだ。

 

人前で緊張してしゃべりに失敗しても、落語家や芸人で無い限り、人生が終わるわけでもない。

 

あなたが思うほど、人は聞いても、見てもいない。

 

逆に、緊張しすぎるあなたを見て視聴者がハラハラする時がある。

 

 

 

 

プレッシャーを楽しむ必要もない

「人前で話す」というプレッシャー自体を楽しむという高度なやり方がある。 

 

しかし、楽しもうとするから、余計にプレッシャーになるのだ。

 

楽しまなくてもよい。

 

ただ、シンプルに「わたしはプレッシャーを感じている」と認識すればよいのだ。

 

プレッシャーを乗り越えるただ一つの方法は、これ以上できないほど段取りや準備をすることだ。

 

逆に言えば、しっかり準備できていないと、緊張するのは当たり前だということだ。 

 

徹底した準備や練習は、緊張を緩和する要素であるが、一方で、練習をすればするほど緊張する人もいるだろう。

 

「これだけ練習したのに失敗したらどうしよう」という緊張だ。

 

一方で、「ここまでやったのだから、後はやるだけ」と楽観的に考えられる人もいるが、悲観思考の癖がついた人は、そのトラップから抜け出せない。

 

だから、悲観思考の方へのアドバイスは、「失敗するのが当たり前。失敗しても構わない。成功したら儲けもの」ぐらいの気持ちで捉えてほしい。

 

伝えたい1メッセージは何か?

 

「この1メッセージさえ言えれば、OK」ぐらい気楽さがちょうど良い。

 

 

 

 

まじめな人ほど緊張する 

責任感や正義感が強いほど緊張する傾向にある。

 

「失敗したらというどうしよう」という感情の背景には、あなたの真摯な態度がある。

 

「人の役に立ちたい」という。

 

そういった、尊い責任感からくる緊張はとても良いことだ。

 

まずは、自分の真摯な姿を自分で褒めてあげてほしい。

 

 

 

 

むちゃぶりで緊張マックスになったら?

何も準備していない時に、突然話しを振られることがある。

 

緊張しやすい人は、そこで頭が真っ白になる。

 

普段からどんな時でも利用できる話題を3つぐらい用意すると良いが、それすら忘れてしまうこともあるだろう。

 

芸人でもない限り、特に準備する必要もない。

 

強いて言えば、こんな感じでその場を乗り切れば良いだろう。

 

「突然で何をお話すればよいか分かりませんが、私は、今こうやってみなさんといっしょにいられることがうれしく思います。どうぞ、これからもよろしくお願いします。」

 

と、感謝の気持ちを伝えておくと良いだろう。

 

 拍手が来るか、ツッコミが入るので、ツッコミが入ったら、しめたものだ。

 

 

 

実際に緊張を抑える方法 

さて、実際にスピーチしなければいけない時の緊張緩和法をお伝えしたい。

 

次のステップを試してほしい。 

  1. 話し始める前に肛門をぐっとしめる
  2. ます、息をゆっくり吐き切る
  3. 同時に会場全体と人の顔をゆっくり見まわす。
  4. ゆっくりと自然に息を吸って話を始める。
  5. しゃべりだして自分の声が裏返って動揺したり、頭が真っ白になったらもう一度、肛門をしめ直してゆっくり腹式呼吸をする。
  6. 緊張している自分に「緊張している自分がいる。それでOK」とつぶやく。

 

そもそも、何度も人前に立つ仕事の人であれば、回数を重ねるほど緊張は和らぐが、大半の人はスピーチの機会は少ない。

 

何度も人前に立つ人ですら、緊張するのだ。

 いわんや、である。

 

大半の人にとってスピーチは、人生の中でも数回程度だろう。

 

だから、「緊張して当たり前」でOKだ。その緊張が、まじめさを表しているから良いのだ。

 

多くの人が、人前で話すことは緊張すると理解している。明日は我が身。

 

だから、うまく話せなくとも非難されることはないのだ。

 

そもそも、真剣には聴いてもいない。

 

人生総計で1時間程度のスピーチを緊張するぐらいなら、それ以外の約88万時間を楽しんでほしい。

 

 

 

 

蛇足

ちなみに、緊張と死の恐怖に相関関係があるという記事も書いた。参考までに。

 

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

 

 「カーネギー話し方」は参考になるが(話し方入門 新装版)、緊張の緩和は場数をこなすしかない。

 

 

 

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