世界一泥臭い営業マンの人海戦術~タイムマネジメントと戦略~

足で稼ぐ泥臭い営業が時代遅れに感じるようになってきた。

 

多くの訪問営業マンが現実と理想のギャップをひしひしと感じているに違いない。

 

スマホがこの数年で飛躍的に普及し、働き方を大きく変えた。

 

情報は営業マンからでなく、ネットに転がっている。

 

 

 

訪問営業は、もはや役立たずか?

世界一泥臭い営業マンは、ソフトバンクの孫正義社長だと思う。

 

「情報革命で人々を幸せにする」

 

という理念を抱えているが、結局、一番大事な肝は、ITに依存していないトップ営業であることが興味深い。

 

ツイッターも2015年10月29日(2016年11月8日時点)から更新されていない。

 

一日の限られた時間、孫社長は何を考え行動しているのだろう。

 

すべて憶測で話すが、孫社長は未来を見据えて逆算して、今一番必要なモノに力を注いてでいるように思える。

 

 

 

プラットフォームビジネスは当たり前

「プラットフォームビジネス」は最近ではよく見聞きするが、孫社長は、さらに先にある安定ビジネスを構築しようとしている。

 

プラットフォームを形成するために必要となるコアパーツ会社(ARM)も買収した。

 

プラットフォームを作ることは、もはや当たり前なのだ。

 

その土壌でプレーヤーが変わろうとも、土壌自体から収益があがる。土地を持っている者が強いのと同じだ。

 

昨今、キュレーションサイトといって情報をまとめるサイトが当たり前となっている。

そこで閲覧者を集客し広告で稼ぐビジネスが流行っているが、そのキュレーションサイトの基盤(通信プラットフォーム)の中の基盤(コアパーツ)も手中に収めている。

 

「すべて情報革命によって人々を幸せにする」ために。

 

 

 

キュレーションサイトに付加価値を付けて差別化 

また、メディアマーケティングでは、ツイッター、フェイスブック、インスタグラムなどで集客するパターンが主流だ(2016年11月時点)。

 

ところで、身体の調子が良くない時に調べ物をすると、DeNA運営のウエルクが検索上位にいつもいる。このサイトは、2016年11月現在1500人ぐらいのキュレーターで記事が作られているように思われる。

 

当然、キュレーションサイトを一人で頑張っても、こういった大きな勢力に勝てる見込みは少ない。超マニアックなまとめサイトならば勝てるが絶対量が少ない。

 

 これからキュレーションサイトはさらに進化していくことは間違いない。

 

『キュレーション + α 』のサービスが必須だ。

 

例えば、ニューズピックスというニュースサイトは、記事に対して素人や著名人のコメントが付加価値になっている。

 

人から勧められて本を購入するというケースは多いが、このニュースサイトの閲覧者の動きも、まずは好きなコメンテーターのコメントを見て、気になったら記事を読むという流れが一般的だ。

 

ニュースそのものを読むのではなく、それをまとめてくれた人や、そのニュースの裏事情など、広告主を気遣う必要のない、より事実に近い情報や批評を提供するコメントに価値がある。

 

さて、こういったビジネスが伸びていく一方で、孫社長の会社はキュレーションサイトを作っているだろうか?作っていないとしたらなぜだろうか?

 

 

 

労働者に与えられた時間はほぼ同じ タイムマネジメント

ところで、労働者の1日の平均的な時間割り振りは、以下のとおりだと推測している。

 

睡眠 6時間~8時間前後

通勤・仕事 10時間~12時間

余暇 3時間

その他 1~2時間

 

ソフトバンクの孫社長も人間なので、もう少し労働時間は長いかもしれないが、大きなところでは変わらない。インプットできる時間も限られている。

 

おそらく、くどい説明をしようものなら、田中角栄のように、「よっしゃ、わかった」とか、「要点はなんだ」と喝破しているに違いない。 

 

 一般の労働者は、余暇のほとんどを、ゲームアプリか、ニュースサイト、ライン、ツイッター、フェイスブックなどに費やし、家ではテレビを少し見ると言ったところだろう。

 

IT関係で稼ごうとする会社は、こういった6500万人弱の労働者の時間割をよく理解して商品サービスをカスタマイズしている。

 

 

 

一日の時間を何に使うか?何を考え、どんな情報を収集するか?

ミルキヅクの1日を振り返っても、ニュースサイト閲覧で20分、テレビ1時間ぐらいだ。テレビは意図的に見るというより、テレビをつけている感覚だ。

 

それ以外ほとんど仕事である。ちなみに、昼食食べながらニュースを見るなど、「ながら」時間を有効活用している。

 

やはり、仕事時間が一番長いので、その時間に、どんな情報を収集して、何を考え、実行するかが一番重要になる。

 

孫社長は、キュレーションサイトを作り込むことより大事なことに時間を注いでいる。

 

それが、ある意味、もっとも現代では非効率と思われる訪問営業(トップ営業)だ。

 

最近は訪問営業に違和感を覚える営業マンも増えているだろう。

 

だから、メディア媒体を使ったコンテツマーケティングというのが流行っている。

 

メディア営業が主流になっていく雰囲気がある。アメリカでは、すでにそうなっている。

 

しかし、一方で、売り上げに直結し、一番効果が高いのは、世界一泥臭い営業マンである孫社長が実行している訪問営業。いや、対面営業だ。

 

 

 

進化した訪問営業、対面営業には理念が必要 

ただ対面するだけではない。そこには、明確な、ビジョンや理念がある。

 

そして、「情報革命で人々を幸せにする」という理念にベクトルがあったパートナーと、泥臭い人間関係を構築していく。

 

だから、理念が無いと、孫社長のようにうまくいかない。

 

特に情報をキャッチするのが早い人は、メディアが発信する情報を機敏に吸収して日常生活に応用するが、時代の流れを俯瞰して、改めて時間の使い方を見直すと良い。

 

その際大事な自問自答が、次のワンフレーズだ。

 

自分にとって何が一番大事なのか?

 

上記問いに外れたモノに時間を使うのは減らしてみてはどうだろうか?

 

 

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