神経質な人、自意識過剰な人は、人の冷たい対応に過度に反応しストレスを溜める。
先日、ミルキヅクがタクシーに乗った時の話しをしたい。
タクシー乗り場で、「この道をまっすぐに行ってください。途中で止まるところを教えます。」と伝えると、「は?」と、少し、小バカにされたような返答をしたタクシードライバーに会った。
60代前半の、白髪で短髪のドライバーさんだ。
苦手なタイプだな~と思いながら、もう一度、行先を伝えると、ぶっきらぼうな反応をする。
本当に、行先が伝わったのかわからない。ほとんど、無反応である。
このように、苦手だと感じた時に毎回実験を行っているのだが、あえて、うれしそうにしゃべりかけたりする。
すると、案外、気のせいであることが多い。
先の、タクシーの例では、「イヤー、本当に、暑くなってきましたねー」と元気にいうと、タクシードライバーも、うれしそうに、「そうですねー。」と答える。
先ほどとは、別人のようだ。
要は、相手の第一印象や、態度から、勝手に自分が人のことを毛嫌いしていたのだ。
こういったケースは、世の中、多々あると思う。
争いが絶えないのも、要は、自分の勝手な勘違いから発生しているのだと感じた。
「最近の若者は」というのは、お決まりフレーズであるが、叱るとすぐに会社をやめてるらしい。だから、腫物を触るかのように、丁寧に扱っている会社が多いようだ。
一方で、特に10代20代は、SNSなどのコミュニケーションが多いが、顔を見ながら話をしないため、人の本心を感じとる機会を減らしている。
顔の表情には、多くの情報量が隠されている。ほんの少しの表情筋の動きが、多くを物語っている。
人との対面が減るほど、誤解や勘違いによる毛嫌いが増えるのではと懸念している。
世の中の争いは誤解から
世の中の争いの一番初めは、「誤解から」だと思う。
自らが勝手に作り出した間違った相手の印象でミスコミュニケーションが増大する。
そうならないためにも、嫌だと感じた人がいたら、嬉しそうにしゃべりかける実験をしてみてほしい。
1回の反応で、たじろいではいけない。最低、3回ぐらいは、嬉しそうにしゃべりかけてほしい。大概、誤解だったと気づくはずだ。
ミルキヅク