修正中。 2022年12月までに完成させたい。
算数や数学が苦手な人は多い。しかし、ビジネスでは数学がとても役に立つ。
人工知能もlotでもマーケティングでも数学がフル活用されている。数学は武器になる。
しかし、通常のビジネスレベルでは、そこまでは必要とされない。四則演算で十分だ。
「四則」とは、足し算、引き算、掛け算、割り算のことであるが、数字が苦手な人向けに、ビジネスにおける本質的な使い方をご紹介したい。
足し算
1+1=2。当たり前の話しだ。
1+1が4になることは数学の世界ではない。
たとえば、エクセルが気まぐれに1+1を3と計算したらどうだろう?役に立たない。大原則として、同じ計算なら答えは同じになるという利点がある。
1+1が3であったり、5であったりすることはない。
足し算のもう一つの利点は、「バラバラのモノが1つに統一できる」ということだ。例えば、営業で、10の支店があったとする。各支店の売上が1億だった場合、会社全体の売上は10億ということだ。
1+1+1+1+1+1+1+1+1+1=10億
当たり前すぎることを書いているが、足し算は、積み重ねが確実に成果に結びつくことを表している。イチローが言うように、「小さいことの積み重ねが偉大な成果を生む」のだ。
足し算は、その原理原則を明確に表している。1+1+1・・・という過程を得ずに、10という数字は達成できない。
足し算は、地味だが、偉大だ。ビジネスの成功は1歩1歩の積み重ねで実現されるということだ。
シナジー効果
数学では1+1=3になることはないが、ビジネスでは、それをシナジー効果と呼ぶ。何と何を足せば化学反応が起きるかは、知恵の絞りどころであり、ビジネスにおける足し算の楽しさだ。
引き算
10-5=5だ。10から5を引けば5になる。当たり前だ。
ビジネスにおける引き算の本質は、「やめることを決める」ことだ。ミルキヅクは営業会議を廃止した。意味不明な仕事はすべて排除して身軽にした。浮いた時間で最も成果が出ると仮説したところに戦力を注いだ。
結果、過去最高の売上と粗利益が1年で達成された。
人は、なかなか引かない。取捨ができない。もったいない精神もあれば、失う恐怖もある。
ビジネスでは捨てることができない人が多いから、逆にチャンスなのだ。1つの事にしがみつかず、どんどん捨てていく。すっきりさせてから、本当にやるべき1つに集中する。
「ピーター・ドラッカー」が言う通りだ。
掛け算
5+5+5+5+5=25
上記を掛け算で表すと、5x5=25
掛け算の本質は、「コンパクト化や省力化」だ。
5を1000回足さなければいけない時、5x1000で完了だ。1000回の計算が1回になる。
怠け者には、掛け算は神ツールだ。掛け算は、共通項目をコンパクト化できるのだ。
割り算
割り算の本質は、「少ない手がかりで大元を探せる」ことだ。
例えば、ある商品Aのシェア率が不明だったとする。
「商品Aのシェア率は10%です」という会社があったとして、その売上がわかれば、製品全体は、その売上を0.1で割り戻した数字でわかる。
別の例では、Aが10の世界、Bが100の世界だったとする。人の生活や経済がまったく同じだと仮定する。図面や地図で言えば、縮尺だ。
Aから見れば、Bの世界は10倍すればよい。
反対にBの世界から見れば、Aは10で割ればよい。
例えば、日本が世界の10%の縮図だと仮定する。日本のGDPが500兆円なら、世界は5000兆。日本の人口が1億ならば、世界は10億。
選挙の出口調査では、投票量が確率統計上、十分集まれば、サンプル数と母数は同じ結果となる。割り算は、要素がまったく同じであれば、小さいレベルで起きていることを大きなレベルで同一視できることだ。
おまけ
累乗・対数
対数はlogだが、その本質は累乗を比例で表せることだ。
log22 log24 log28= 1 2 3
グラフをイメージしてほしい。累乗のグラフと、比例のグラフと。どちらが扱いやすいだろうか。