価格設定の考え方以上に大切なこと!哲学を持って仕事をする

ビジネスでは、価格設定が重要だと言われる。

 

「会社の利益を最大にしつつ、顧客満足を得られるちょうどギリギリのところ」という京セラ稲盛会長の教えがある。その価格設定は正直難しい。

 

そもそも、価格設定の前に、利益とは何かの哲学を持っていなければ、価格は決められない。 

 

世の中で評価の高いお店に行くと、価格が高いところもあれば、安いところもある。価格をもっと上げても販売できるのに、しないオーナーも多い。

 

 

 

価格設定にオーナーの哲学を込める

価格設定は、企業が存続できる最低限のコストが賄えれば、後は、オーナーの哲学なんだと改めて思った。

 

コアファンは本当の価値を知っている。価格を高く設定せずに顧客満足を追求しているお店のお客は、家族経営的なパートナーとなる。もはや、サービスの提供側と受け手側という仕切りが薄くなっている。

 

人手が足りなければ、お客がお店を手伝うこともある。

 

ミルキヅクも、すごく好きなお店がある。値段は通常より高いが、それ以上の価値を提供してくれている。ある時、従業員が2人しかいない店の終わり際に、お客がたくさん入ってきた。

 

当然、人手が足りずサービスが行き届かない。一人のお客は自分でお水を入れた。その他のお客は文句も言わず、待っている。

 

ミルキヅクがトイレに行くと、普段は綺麗なトイレだが、その時は、大便と小便がついていた。綺麗に掃除し、トイレットペーパーを折りたたんだ。そして、蛇口周りの水を拭き取り綺麗にした。お客としての感謝の表現である。次のお客が気持ちよく使ってもらえたらという思いだ。

 

オーナーの哲学に報いるせめてもの協力である。

 

 

 

本当の価値は真の顧客はわかっている

価格は、高く設定しようが、安く設定しようが、本当の価値は、真の顧客は理解している。

 

真の価値よりも、価格が安ければ、見えない徳が蓄積される。いざと言う時に手を差し伸べてくれる人は多い。

 

価格設定が高く適正であれば、それ以上の義理はないため、可もなく不可もない。顧客は、サービスに対して、当たり前だと思う。少しヘマをすれば、不満にもなる。

 

 

自分が決めた仕事に命を捧げると、価格設定はある意味、大した問題ではなくなる。真の価格は顧客や市場が決める。貧乏暇なしでも、見えない徳を貯めているお店は貴重だ。

 

人を魅了する技術やサービスを提供していれば、自ら旅行代を出さなくても、旅費が提供してもらえることも多いだろう。食材を安く提供してもらえることもあるだろう。労働力を分けてくれるところもあるだろう。

 

ずる賢い価格設定は、すぐに見破られる。資本主義に生きていると、カネの話しが多いが、ずる賢く考えるのも良いが、あまり、お金に溺れないことだ。

 

そこには、人の心がある。人の心を無視したお金には怨念がたくさん詰まっている。

 

自分の理念に従って、尽くすことの大切さを改めて感じた週末だった。

 

 

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