成功の原因を深堀すると、最後は、それをやろうと決意した本人の情熱とネバーギブアップ精神であることが多い。
人それぞれに、躁鬱(そううつ)周期はあるが、基本的に情熱の強さは、生まれながらに、ある程度決まっている。統計的には、遺伝や性格的要素の影響が大きい。
では、どうやって情熱を維持するか?
情熱が発生するきっかけには、2タイプある。どちらもエネルギー源の元となる。どちらかと言えば、ポジティブな情熱源で、炎を燃やすのが良い。
ポジティブな情熱源
- 死生観
- 好奇心
- 人や世に対する貢献と感謝されること
- 健康・明晰
- 刺激
まず、死を強く意識して生きている人は情熱が強い。一度、死の淵を経験した人は、生きていることの素晴らしさを認識しやすい。
すると、好奇心も出てくる。目に見えるモノには意図がある。自然界のモノには人智を超えた存在の意図、人工物には、それを作った人の意図がある。
同じ道を歩いていても、そういった人や自然の意図を探りながら観察していると好奇心も湧いてくる。
好奇心が増えると、いろいろ学ぶようになる。学んだ知識で人に貢献して、感謝されると、強く必要とされている実感がわき、それがやりがいになる。人から求められることは、情熱の炎を強くする。
頑張り過ぎて体調を崩すと、情熱の炎が弱まる。だから、健康維持は大事だ。健康に良いモノを食べて、適度に運動して、しっかりと寝る。そして、できるだけ楽しいと思えることをする。
また、頭がスッキリしていないと情熱の炎がくすむ。心技体がバランスよく保つことで、ポジティブな情熱は維持されやすい。
人は常に新しい刺激を求める。だから、情熱が絶えない。最初は衝撃的だった刺激も時が立てば当たり前になる。マンネリ化すると次に刺激を求める。人はある意味、刺激中毒だ。だから、人は進化する。
ミルキヅクの死生観
ネガティブな情熱源
- 悔しさ
- 欲
- コンプレックス
- 不快
- 貧しさ
くやしさをバネに、情熱を燃やす人がいる。「いつかアイツを見返してやる」とか、「今に見ていろ」などと、恨みを晴らす感情が情熱の元になるケースも多い。
また、『欲』から情熱を燃やすこともある。呑む・買う・打つは、定番の欲だが、それらを心行くまでするために情熱を燃やす人もいる。時に、ギャンブルのためのお金を得るために詐欺をしたり窃盗したりする。
コンプレックスも情熱の元になる。コンプレックスを無くすために人は情熱とお金を注ぐ。商売上の美容整形もあるが、コンプレックスを解消するための美容整形などある。美容整形まで行かなくとも、いろいろなコンプレックスの解消のために情熱を燃やす人は多い。
不快を快適にするために情熱を燃やす人もいる。生活をしていると、不便や不快な事がたくさんある。それらを解決するために、人は情熱の炎を燃やす。たとえば、枕が不快だと感じれば、寝心地の良い快適な枕を探そうと情熱を燃やす。
貧しさも情熱に火をつける。貧困から抜け出して、両親や家族に普通以上の生活を提供するぞという気持ちや、今の生活から逃れたいという欲だ。俗に、ハングリー精神と呼ばれる。一見正しい情熱に見えるが、ハングリー精神に頼っては、貧困で無くなった時に、情熱を失いやすい。ハングリーでなくても、情熱にあふれる人はたくさんいる。
ただしい情熱を持つには、まず、死生観から振り返ってほしい。
参考ブログ
ミルキヅク