「愛」とは、「働く」とは、「お金」とは、「利益」とは、「戦争」とは、「運」とは、など深く考えても難しい問いがある。
そして、それらの言葉に人間は振り回されている。さらに、各個人の欲や柵が真実をさらに見えづらくする。
そんな時に心をスッキリさせる強力な問いを2つご紹介したい。
一つ目が「もしもこの世が2人だけの世界だったら」
二つ目が「宇宙人はどう考えているか」である。
正しい答えはない。自分の頭で考え、腹に落とし込めたモノが各人にとっての答えだ。
では、さっそく1つ目の問いについて説明したい。
前提条件
- 登場人物はAとB
- ニーズをNとする
- ニーズを満たすスキルをSとする
- ニーズのNには2タイプある
- 人類の生存確率を高めるニーズをN1
- 生存には関係ないが、相手の「あったらいいな」を満たすニーズをN2
- N1はN2より優先される(命が無ければそもそも議論にならないから。)
- N1ニーズ(以後N)とは、具体的に、「衣食住」、「移動」、「空気」など生存に関わる需要のこと。
- スキルSはN1ニーズのために使う。
働くとは?
「働く」とは、AとBそれぞれのスキルを最大限発揮し、生存を維持するためのニーズNを満たすことだ。
そのスキルは、創意工夫で進化する。
例えば、衣食住で説明しよう。
「衣服」ならば、どんな外気の温度になろうとも生存を維持できるもの。
「食糧」ならば、どんな環境でも飢えないエネルギー源を獲得できるもの。
「家」ならば、どんな外敵や天災からも命を守るもの。
「移動」ならば、隕石が地球にぶつかって地球を破壊しても脱出する移動力。究極は宇宙が無くなっても別の宇宙に移動できるスキルのことだ。
お金とは?
お金とは、スキルSが満たしたニーズN分の見える化ツール。
利益とは?
利益とは、両者のスキルの差かつ、そのスキルSがニーズNを満たした分。
この場合は、BのスキルがAに勝るので、Bが利益を得るようにみえる。
しかし、実際はBが得られる利益はAの購買力に限定される。
すると、利益とは本来存在しない概念。
お金という発明が利益という概念を生んだ。お金とは、ニーズを満たすスキルの見える化にすぎない。
戦争とは
AとBが戦うこと。
どちらか負ければ、一方が勝つが、子孫が絶え、人類は終わり。無意味な行為。
運とは
運とは、無条件の愛に対するお返しのこと。
愛とは
愛とは、スキルを無条件に提供すること。
特許とは
Aの発明をBに無条件に使わせないこと。すなわち、BのスキルSを制限すること。これは、AとBふたりだけの世界では実益がない。つまり、特許は、2人にとって大切なニーズNを満たすチャンスを制限しているだけ。
その他の難しい概念に関しては随時追加していく予定。
宇宙人視点
もう一つの有益な自問自答は、技術が高度に進化した宇宙人視点で人間世界のことを考えてみることだ。宇宙人は人間の未来と捉えることができるからだ。
「宇宙人なら○○のことをどのように考えるだろうか?」である。
宇宙人視点は、物事の本質を考える訓練になる。
宇宙人からの「働くとは」の回答
働かなくても生きていけるので、働いていません。
宇宙人からの「お金とは」の回答
生存のための技術は持っているので、価値交換ツールは必要ありません。
宇宙人からの「利益とは」の回答
お金というツールを使っていないので利益は存在しません。
宇宙人からの「戦争とは」の回答
生存が確保されているので争う必要がありません。また、国や愛国心という概念も存在していませんので、戦う理由がありません。さらに、「我」もありませんので他者との衝突もありません。
宇宙人からの「運とは」の回答
技術で未来を制御しているので、運という甘えに頼る必要がありません。
宇宙人からの「愛とは」の回答
あえて、愛と叫ばなくても空気のように当たり前のことですよね。
宇宙人から「特許とは」の回答
権利概念は必要ないので特許も必要ありません。
こちらも随時更新していきたい。
ミルキヅク