結婚式で名前の記帳が億劫な人は多い。ミルキヅクもだ。
字は絵を同じでセンスが大事だ。生まれつき、字が上手な人はうらやましい。
しかし、センスが無くても、恥ずかしくない程度の字は書けるようになる。
そこで、3か月程度でとりあえず綺麗な字が書けるようになる練習法をご紹介したい。
【目次】
綺麗な字をかくコツ
きれいな字を書くには次の4つがポイントだ。
- 「綺麗な字」を理解している
- 全体のバランスを理解している
- 「綺麗な字」を書くために、手が正確に動いてくれる。
- 字が書きやすいツール
- 毎日少しずつ続ける
1.綺麗な字(見本)を理解している
綺麗な字を書くためには、自分にとって「綺麗な字」とはを理解していないといけない。
書道の達人はいろいろあり、字にも独特の癖と美しさがある。
自分好みの、「お手本」を見つけてほしい。
2.「綺麗な字」を書くために、手が正確に動いてくれる。
次に、綺麗な字を理解していても、体が正確に反応しなければいけない。
以前、テレビで、武井壮さんが、頭のイメージと動作を一致させる大切さを伝えていた。
書写も同じだ。
「綺麗な字」を見たまま書く技術がなければ、到底綺麗な字は書けない。
一度、まっすぐな横線を引いてほしい。
この1本の線を表現するのですら、とても難しいのだ。
思ったように、体は動かないことが理解できるだろう。
そこで、シンプルな練習をご紹介したい。
これは、漫画家になりたい人や絵が上手に書きたい人にもお勧めの方法だ。
野球でも、素振りが大事なように、字も基本練習が大事だ。
字がうまくなる基本練習その1 縦線
字がうまくなる基本練習その2 横線
字がうまくなる基本練習その3 斜め線1
字がうまくなる基本練習その4 斜め線2
字がうまくなる基本練習その5 〇
以上5つを訓練してほしい。
そば名人が包丁で千分の違いもなく切るイメージで、サクサクと書けるようになってほしい。
3か月練習すれば、いい感じになってくるだろう。
3.全体のバランスを理解している
さて、それぞれの字がうまく書けても、全体のバランスが悪ければ字は美しく見えない。
何とも言えないバランス感が大事だ。それは、禅(ZEN)の心にも通じる。
足立庭園や、京都の風流な庭をよく観察するとよい。
その絶妙なバランスを感じてほしい。
ひらかなの中でも、大きく書くもの、小さく書くもの。太く書くもの、細く書くもの。いろいろある。
漢字やカタカナとの調整もある。
全体感を養ってほしい。美術館で名画を見るのもよいだろう。
4.字が書きやすいツール
最後に、書くためのツールは大事だ。
人によって癖があるため、どのペンが書きやすいかはここではご紹介しない。
大きな文具店でいろいろ自分に合ったものを見つけてほしい。
なお、下記の本では、サラサが紹介されていた。
綺麗な字がかけるおすすめ参考本
ワンランク上の美文字が書ける!! 極める! ペン字・筆文字練習帳 (COSMIC MOOK)
5.毎日少しずつ続ける
練習が億劫にならないよう注意が必要だ。
歯磨きや顔を洗う感覚で、おおよそ定時に、15分程度練習すると良いだろう。
ミルキヅクは、お風呂から出て少し休憩してから行っている。
まとめ
書写は楽しい。
むしろ、ミルキヅクの写経練習は、心を鎮めたり(瞑想的)、対象物を的確にとらえる観察力を養うために行なっている。
字は、書道であり、道が付くものは、呼吸が大事だ。
呼吸は、精神と深く結びついている。
字を書くときは、深い呼吸で、その息遣いが感じられないほど、静かだ。
「ひらかな」を左脳で分析的に捉えたり、右脳で全体感を観察すると、あらためて気づくことがある。
たとえば、
「ゆ」は、独特のまるみがある
「さ」は、3画目は、お皿に載せるようなイメージ
「お」は、背中を反る感じと、丸みのバランスが絶妙
ひらかなの奥ゆかしきさを味わうことができる。
一つ一つの文字はただのインクの染みだが、心を込めて1文字ずつ書く事で、魂が込められていく。
心が整い、姿勢が良くなり、精神が研ぎ澄まされる。
参考になれば幸いだ。
ミルキヅク