アフィリエイトで、月100万稼ぐという話がある。一見すると、飛びつきたくなるキャッチだ。少し、冷静に考えてみよう。それができる人はごくわずかな人だ。
説明しよう。
日本の名目GDPは500兆円。個人消費が6割なので、500兆x60%=300兆円
この300兆を一般市民の購買力と仮定する。GDPと、給与アップ率は、比較的近い動きをする。過去10年のGDPの平均成長率は0.7%/年。年収400万の人が、翌年は、年収403万ぐらいになるイメージだ。
アフィリエイトをシンプルに捉えれば、この300兆円のお金の動きの中間マージンを取るビジネスである。相当勉強してアフィリエイトのエキスパートにならない限り、1万円あったアフィリエイトからの収入が、1年で、10万になることは、まず確率的に低い。
普通にやれば、0.7%という成長率を考慮したとしても、1万が、10,070円になればOKである。
感覚的には当たってないだろうか?
こんな問いをしてみたい。300兆円という個人消費のお金が循環する市場の中で、月に100万稼げる人は、人口の何%ぐらいだろう。月100万は、年収1200万
年収1000万以上は、労働人口の3%~4%。社長は、労働人口の5%ぐらいなので、年収1000万なき社長も多い。
アフィリエイトをやっている社長はあまりいないと推測するので、現実一握りの人だけだと思う。
tadrocketstart.net のアフリエイターの収入に関するページによれば、アフィリエイトは、400万人で、95%が5000円満たないようだ。
2:8のパレートの法則に当てはめ、実際に活動している人を全体の2割と仮定すると、80万人。その内、仮に3%が月100万稼ぐと仮定すると、2万4千人。現実は、おそらく、もっと少ないと思う。
2万4千人と言えば、弁護士より少ない労働人口だ。
ネットには、アフィリエイトで儲かりました的な記事がたくさんあるので、一瞬騙されそうになる。が、現実は、そんなに甘くない。 つまり、アフィリエイトで月100万稼ぐ技術は、司法試験に受かる以上に難しいのである。弁護士の平均年収は、年収ラボ によれば1189万円
アフィリエイトで簡単に月100万稼ぐという実現可能性は、ごく稀ということだ。
司法試験の勉強期間は、こちらの資格取得難易度偏差値ランキングによれば、約1万時間弱なので、すくなくとも、稼いでいるアフリエイターは、これ以上の時間を注いで研究しているはずだ。
1日約7時間強の勉強を3年間毎日続けるイメージだ。
時に、とてもセンスがよい人がいて、数記事で有名になる人もいるが、実は、IT系の会社で基礎ができていたりする。そういう人は、稀だ。シンプルにお金のことだけを考えるなら、普通に頑張って働いたほうが、儲かると言える。
お金で買えない価値を得る理念実現書
ミルキヅク