実践が大事だと、「本」を読まず、人との会話による情報だけに頼る人がいる。
しかし、多くの場合、人の会話の内容は、すでに、本や雑誌や新聞に載っている。なんの目新しさもないことも多い。特に、ニュース系アプリの話題が多い。
対話による、人間関係の構築という意味では、会うことも大事だが、結局、自分の中身がスカスカだと、いずれ、相手にされなくなる。
何千冊もの本を読む中で、ある特殊技術が生まれた。それは、著者との対話だ。それは、まるで、居酒屋で、その著者とお酒を飲みながら、お話を聞いている感覚と似ている。時には、著者と内心で議論したりする。
新聞に出た情報は、すでに遅い。人からの情報も、実は、遅いもっと早い情報は、本を通して、著者と対話している時の「独自の気づき」だ。
この独自の気づきをたくさん持つ人との対話は、とても有用であり、楽しい。それは、どの媒体物にも書いてないからだ。
「本」は、中途半端に書かれない。著者が、全身全霊で書いている。お金儲けだけを狙った3流本もあるが、とくに、増版されたロングセラーは、いつの時代にも効果的な、原理原則が書かれている。
真の情報は「人」、であるのも一理あるが、本の著者との対話を通した、「自分の気づき」である。
そんな自分でいると、対話している相手からも、新鮮だと、一目置かれる。
ミルキヅク