【第33回】 理念実現書作成レジュメ大公開 ~あなたの中の、「何のために」を、スッキリさせる!~

f:id:mirukizukublog:20141106160135p:plain

タイトル

バランスのよい、お金の分配について考える

 

 

要点

 「粗利益分配シミュレーション表」で、バランス感覚を把握しよう

 

説明

まず、大事な3つの視点である

「安定」、「成長」、「進化」の話の前に

お金の適正配分の話をしたい。

 

大半の社会人は、

労働の対価として、

給与をもらい、その給与で、生活する。

 

人は、食べないと死ぬ

食べるために、お金がいる。

 

一方、企業で言えば、

食べモノに相当するものが、

粗利益」だ。

 

粗利が十分に足りないと、倒産する。

 

会社の活動と、個人の活動は、

ほぼ連動することを理解してもらいたい。 

 

それを理解する一つのツールとして、

以下の表を活用してほしい。

f:id:mirukizukublog:20150204170354j:plain

 

この作業を通して、

会社運営と、一家の大黒柱の考え方は、

同じだということを理解してもらいたい。

 

では、

「粗利分配シミュレーション」について説明する。

 

分配項目は、9つある。

この9つで、すべてをざっくり網羅している。

 

例えば、1の「人権費」

【 】は、人件費の事を

個人レベルで例えたものだ。

 

「人権費」は、個人レベルでは、

「お小遣い」というイメージに近い。

 

 

では、手順について順番に説明する。

 

1.現在の年収を書く 

f:id:mirukizukublog:20150204180233j:plain

 単位は、「百万」がよい。

400万という意味だ。

 

 

 2.人件費【お小遣い】を記入する

f:id:mirukizukublog:20150204180253j:plain

 例えば、月にお小遣いを3万円もらっている人は、

3万円 x 12か月 = 36

 そして、

その36万円を、年収の400万で割って、%を出す

 

 

 次に、2の「経費」は飛ばして、3の「借金返済」を先に記入していく。

3.借金返済【各種返済金】を記入する

f:id:mirukizukublog:20150204180300j:plain

例えば、家のローンや、車のローンである。

 

 

 4.同じように、9の株配当【親への仕送り】まで行う。

f:id:mirukizukublog:20150204180307j:plain

4の「設備費」は、

個人で言えば、「物理的なモノ」で、それを持っていると、

仕事上差別化できるものだ。

個人で言えれば、パソコンやスマホや、

パソコンにインストールするソフト代などだ。

 

仕事に役立たないモノのは、

計算に含めてはいけない。

 

企業の設備費は、それを導入することで、

他社との競争に勝つための費用だからである。

 

 

5の「研究開発費」は

個人で言えば、そのスキルがあると、

仕事上で差別化できるものだ。

 

例えば、

英会話、会計、web作成、プログラミングなど。

 

それらを習得するために使う投資額のことだ。

他者と差別化できるスキルはたくさんある。

 

4との違いは、

物理的なモノか、スキル的なモノかである。

 

6の「税金」は、こちらの数字を参考にしてもらいたい

f:id:mirukizukublog:20150204183117j:plain

計算しやすいように、ものすごく、ざっくりしたものを作成した。

市町県民税も考慮してある。

 

400万は、上から、3番目で、30%なので、

年収400万 x 30% = 120万になる。

 

 

7の「内部留保」は、貯金の事だ。

年にいくら貯蓄するかだ。

 

 

8の「責任対価」は、個人で入れば、

保険が近い性格のものである。

 

会社で言えば、役員賞与みたいなものだ。

一家の大黒柱として、大きな責任を果たす人の保険料を

これに見立てた。

 

生命保険など、各種、

「命」に係わる保険料を入れてほしい。

 

 

9の「株配当」は、親への仕送りだ。

企業は、資金を提供してくれた株主へ還元する。

それは、言い換えれば、いままで育ててくれた

親に対するお礼金でもある。

 

  

 5.年収から、その他項目の合計を引いて2の「経費」【生活費】を出す

f:id:mirukizukublog:20150204180313j:plain

 

 

 6.5年後の欄に移動する

f:id:mirukizukublog:20150204180321j:plain

「現在」の欄が終ったら、次は、5年後だ。

けっして、翌年の1年後に移らないでほしい。

 

なぜなら、たとえば、

今の時点で、あなたの子供が、中学2年生ならば、

5年後に、大学に行くためのお金が必要であることが

今の時点でわかるからだ。

 

したがって、

未来から逆算する。

 

このリンク先の資料も、参考になる。

ぜひ使ってほしい。

 

会社でも設備投資計画を作り、

将来必要な資金繰りを今から準備する。

 

この欄では、さきほどと違って、

2の「経費」の欄を先に埋めることができる。

 

6の税金以外を埋めていこう。

 

 

7. 税金以外を合計して、0.7で割り戻して年収を出す

f:id:mirukizukublog:20150204180328j:plain

 50 + 200 + 96 + 20 + 20 + 20 + 24 + 10= 440万円

 440万 ÷ 0.7 = 629万円

(税金の概算値を出すために、税金を30%と仮定して、70%で割り戻している。)

 

 

 8.「ざっくり税金表」を参考に、税金を計算する

f:id:mirukizukublog:20150204180350j:plain

 

629万は、30%なので、これでよい。

 f:id:mirukizukublog:20150204183117j:plain

 

計算すると、 

629万 x 30% = 188万 

 

累進課税なので、上記の計算は、基本的に

おかしいのだが、

ざっくりと、適正配分を理解する上では十分だ。 

 

 

9.パーセンテージを計算する

f:id:mirukizukublog:20150204180359j:plain

 各項目を年収で割って、%を出す。

 

 

10.同じように、4年後、3年後、2年後、1年後の順番で記入する

f:id:mirukizukublog:20150204180405j:plain

 

 

 

 11.それぞれ年収の増加率を計算する。「緑色の囲い」

f:id:mirukizukublog:20150204180604j:plain

 例えば、

現在400万で、1年後が444万なので、

444万 ÷ 400万 = 1.11

つまり、11%アップだ。

 

 

以上が粗利シミュレーション表の作成法である。

 

 

さて、ここからが、大事だ。

自分が作った数字をじっくりと眺めてほしい。

 

現実的だろうか?

 

まず、各項目のパーセンテージを

凝視してほしい。

 

みなさんも、気づくと思うが、

各項目の%は、年によって

大きく変動しないということだ。

 

例えば、年収に占めるお小遣いの割合は、

7.7%~9%の間で推移している。

これが、いきなり翌年50%とかには、ならない。

 

仮に50%にしたときに、年収がどうなるか、

計算してみてほしい。

 

現実的には、まず、あり得ないことだ。

 

頑張ったから、「おこずかい」を2倍にしてほしいとは

この表の意味が分かると、難しいことがわかる。

 

2倍お小遣いが欲しい時は、

分配率のバランスを取るために、

年収が2倍になっていないといけない。

 

会社の経営も、同じで、

多くの社長は、この%と睨めっこしながら、

未来のことを考えている。

 

 

国のGDP成長率と、上記表の11の年収の「増加率」は、

比較的、連動する。

 

GDPは、ざっくり言えば、企業の粗利益のことだ。

 

例えば、国のGDP成長率が2%ならば、

年収の増加率も2%になる。

 

これも、ざっくりだが、そうなる。

 

ここ10年のGDP平均(2005 - 2014)は、0.7%ぐらいなので、

みなさんの年収も、それほど上がっていないはずだ。

 

年収400万だと、

翌年403万ぐらいになっていれば

平均だ。

 

上の表は、

比較的よくあるサラリーマンの例を示したが、

年収増加率10%以上の年が3年もある。

 

日本全体が、平均で0.7%弱しか成長しない中で、

10%というのは、とても難しいことが

わかるはずだ。

 

どうして、自分の給与が上がらないかも、

よく理解できたと思う。

 

 

5年後に必要なお金がわかっている中で

現実を知ると、高い意識を持たざるを得ない。

 

一人一人の頑張で、会社に粗利益が確保され、

個人に分配されていく。

 

その分配されたお金で、

生活し、じっくりと理念を考えることができるのだ。

 

 

 次回内容

イモずる式に、ポイントが理解できる、シンプルな粗利の公式について

 

 

バックナンバーへのリンク

 

f:id:mirukizukublog:20141106160135p:plain

f:id:mirukizukublog:20141106155935j:plainミルキヅク 

理念番号 M1

理念の作り方の要点 全40回

あなた様の理念番号を発行する

 

 

 

 

mirukizuku.hatenablog.jp

   

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

 【完】

 

Copyright (C) ミルキヅク All Rights Reserved.