占いで経営をしている頼りない社長
四柱推命、姓名判断、手相など、「占い」を、経営判断で使う経営者は多い。
むしろ、それに頼ったために、ビジネスのスピード感が遅れたり、意味不明な指示がでたりする。
世の中の流れの5割ぐらいは、占い師の指示の影響があるように思えてならない。
いや、もっとかもしれない。
多くのビジネスが、「占い」に影響されている。
まるで、占い師が経済を動かしているようだ。
自分と頭でしっかり考えて判断する。時を待たない。
経営者は、顕在意識も、潜在意識もフル活用して、判断しなければいけない。
日本のほとんどの企業は中小であり、社長の判断が95%以上経営に反映される。
闇の中の、孤独の決断の連続であり、「占い」に頼りたくなる気持ちもわかる。
「占い」は、判断を後押しするし躊躇もさせる。
その経営者の心の隙間に、「占い」という蜜の香りが、すっと、入ってくる。
しかし、経営者はすべて自己責任だ。
「占い師が言ったから」という言い訳は一切通用しない。
「占い」は、一旦横に置き、社長は時間の許す限り徹底的にデータを集め、議論をつくし、自問自答を繰り返し、シミュレーションを繰り返し、断行してほしい。
占い師は、神様ではない。
未来を決める者でもない。
科学技術が発展するほど、「占い」は無くなる。
たとえば、昔、農作物が育たなかった時は、神に祈りをささげた。
豊作か、不作かを占った。
経営は科学的ではないと思われがちなので、「占い」も活躍の場がある。
技術で制御できないところに占いが残る
しかし、農業技術が発達すれば、天候に左右されず、安定供給されていく。最近では雨すら人工的に降らせる技術もあるらしい。
科学技術が進歩すると、神頼みしなくとも、望むモノを得られるようになった。
そういう世界では占いは必要無くなる。
経営も同じだ。
経営を徹底的に科学してほしい。経営の技術を向上させ占いに頼らない強い心で決断してほしい。
全社員の運命を握っているのは、占い師ではない。
全責任を負った社長自身だ。
占いに頼る弱腰の社長など見たくないし、従いたくもない。
未来は決まっている
占い師は、未来を予言する。
仮に、運命が決まっているならば、占い師にきく必要はない。
なぜなら、その未来は何をしようとも、やってくるからだ。
未来は変えられるという議論もあるが、いわゆる「見える系」の占い師は、特定の未来を断定することができる。
つまり、未来はすでに決まっていると考える方が理屈に合っていそうだ。
そうならば、動じず、経営者としてやるべきことをやるまでだ。
経営は占い師に聞くようなものではない。
お客様に対する「不」の解決と、「喜」の追求で製品サービスを常に進化させてほしい。
占い依存症の経営者・社長へ
ミルキヅク