オランダでは、週休3日制が、出てきているようだ。(2015年時点)
日本では、週休3日制の実現は、それほど難しくないが、問題は、3日間の過ごし方だ。
仕事人間が多いので、いざ時間ができると、路頭に迷うだろう。
おそらく、多くのサラリーマンが、パチンコか、マンガ喫茶になだれ込むか、喫茶店生活になるだろう。
喫茶店のお金もバカにならない。
少し、洒落た趣味を持った人なら、楽器、登山、サイクリングなどするかもしれない。
しかし、いずれ、むなしくなって大半の人が、仕事を切望するようになるだろう。
経済的な理由が一番大きいと思うが、お金がたっぷりあっても、最後は仕事に戻るのではと推測している。
高齢になるほど、趣味で生きるより、人から強く必要とされて生きる方が大事になる。
多くの人が、社会から用無しとされ、孤独な生活を送っている。
遊びとは、いわば、「没頭」であって、仕事も、「没頭」したら、遊びになるとも言える。
定年を迎えた後も、無趣味で仕事に没頭するのもかっこいい。
そういう人にとっては、毎日が休日みたいなものだ。
定年後、時間を持てあましている人を多く見かけるが趣味がないのではなく、若い時から、仕事に没頭しなかったからだ。
仕事に没頭するとは、技術を究めることであり、仕事を作りだすことであり、仕事を工夫することである。
優れた技術があれば、何歳になっても、お声がかかる。そういう人は、周りでたくさん見ている。高齢なため、体力は消耗するが、とても楽しそうに生活している。
趣味で、心がワクワクするように、仕事でも、ワクワクした方が圧倒的に良いはずだ。
そして、待っていてはワクワクなど到底得られない。
誰も、あなたの事を真剣に考えてない。あなた自身が会社をうまく活用して、自らが困難にぶち当たりながら仕事を創造していくことが大事だ。本当に大変なことだと思う。
しかし、遊びだって、趣味だって、大変だ。何もしない、週休3日は、もっと大変だ。
週休3日制を求めるよりも、毎日が休日感覚になるような仕事を自らの手でつくりだしてほしい。
ミルキヅク