シャオミの戦略は熟考されている。
本の初めに簡単にまとめられているが、
5つの考え方
- いい流れに乗る
- まったく新しいことをする
- 人の欲は、天の理
- 幅広くいい人の縁を大事にする
- 集中
4つのキーワード
- 集中
- 究極
- 口コミ
- スピード
鉄のトライアングル
- ソフト
- ハード
- インターネットサービス
人材探しに70%以上の時間をかける
どれも、すばらしい内容だ。
しかし、
本を読んで感じたことは、上記の内容よりも、
他社ではきっとやっていない泥臭さである。
例えば、
人材を探すためにも、仕入先を開拓するためにも、
普通の会社なら行わない膨大な量にアプローチしている。
それを当たり前のように
やってしまうところが、
シャオミの強みだ。
猛烈な泥臭さがそこにはある。
しかし、
それが当たり前にできるのも、
「理念」が定まっているからだ。
行動のすべてが、
世のため、人のためであり、
理念に基づく活動は、
強く人から必要とされるから楽しいのだ。
たとえ、
傍からつらそうに見えても、
やっている本人は、楽しくて仕方ないのだ。
本の中に、
風の吹くところに立てば、ブタだって飛べる
とあったが、
シャオミがブタであるはずもなく、
風を最大限に活用する、ムササビだ。
理念が間違っていなければ、
これからも、大きく風を捉え続けるだろう。
ミルキヅク