GDPが増えると、軍事費が増える記事を以前書いた。
原始的に考えると、
人は、お金がなくても、武器を作る。
例えば、
獲物を得るために(生命の維持)、
弓矢を作る。
お金がなくても、
木や石を拾い、ヤスリで磨き、道具を作る。
本来
武器は、人を殺すためには作らない。
世の中、AとBという2人しかいないと
仮定する。
生命維持の観点から見た時、
そして、人には知恵があるという
前提に立つと、
AがBを倒すために武器を作るのはナンセンスだ。
反対も然りだ。
AとBは協力して生命維持に必要な
獲物を獲得する知恵を絞ったり、道具を作る。
武器を作る(軍事費)とは、
つまり、自分たちが生きて行くために作るのだ。
軍事費も同じように考えるべきだ。
軍事費の本来の用途は、
人類全体が食べて行けるように使うのが、
理にかなっていると思う。
人に想像力が与えられているのは、
それができるからだと思う。
そう考えると、現在世界全体のGDPは、2014年データで
7700兆円なので、その1割が軍事費とすると、
770兆円は、人類が生きていくためのお金に使ってよいはずだ。
計算し易いよう、貧困層を10億人強とすると、
770兆円÷10億人=77万円/人
77万円もあれば、十分食べて行けるのでは……
そう思う。
ミルキヅク