「本」は、「紙に文字が書いてある」という単純なものではない。
本は
- 投資であり
- 実践であり
- 面談である
最近の若者は、本を読まなくなったと言われているが一方で、本を読むには最強の環境が準備されている。
ミルキヅク自身、隙間時間だけでも、半年で、何十冊という本を読めた。技術のおかけだ。
なぜ本を多読するのか?それには3つの大きな理由がある。
読書をすすめる理由:本と投資
パチンコなどの娯楽、趣味に、月に2万程度使うサラリーマンは多いと思うが、娯楽は、消費したら終わりだ。
例えば、パチンコは、企業が顧客から集めたお金の1割を持っていく商売なので、平均すると、全顧客が負けることになる。
数分で、何千円のお金を消費する。
一方で、本のメリット(効果)は?
- 知識が増える。
- ワンフレーズ、ワンセンテンスで、心が楽になったりもする。
- 時に、人生を変えたり、救われる本にも出会う。
- 信じられないほどのコストダウンや粗利益を上げる秘密が書いてあったりする。
- 言語数が増え、感情や考えを表現する力が増える。
- 速読が身につく。
- 検索力に差がつく。その情報を探し出せたかどうかで成果が大きく変わる。
*アメリカの研究機関のデータで、言語数と年収が比例関係に近い相関関係を示したものもあった。例えばこれ。
このデータの正誤は別して、感情や物事を的確な言葉で表現できる力はこれからの時代も必須の力だ。
ちなみに、ミルキヅクの人生を変えた本は、中村天風の成功の実現だ。高価だが、それ以上の価値があった。
読書をすすめる理由:本と実践
よく、「実践こそが大事なんだ」という人がいるが、それは、本を読まない人の言い訳だ。
そういう社長や人が周りに多いが、やる前から、調査していれば、徒労に終わることが少なくなる。
また、「実践こそ大事なんだ」と本を軽視している人の話を聞いていると、結局、本に書いてあることを言っていることが多い。
「実践が先」とか、「本が先」などという議論は、重要でない。
物事をやるうちに壁にぶつかるから、情報が必要なのだ。または、事前に、できるだけ情報を集めておきたいから、情報が必要なのだ。突破口を切り開くための一つの媒体が、「本」なのだ。
孫正義さんは、入院中に何千冊という本を読んで物事を準備した。松下幸之助氏も、稲盛和夫氏も、よく読んで熟考する。中小企業の優れた経営をしている社長は、多読だと推測している。
そして、そういった方々の名言は、「本」と「実践」の狭間で生まれる。
読書をすすめる理由:本と面談
本を読む時間があったら、できるだけ人に会って人脈を作るという人がいる。
結局、世の中、人が動かしているから、人脈が全てなんだと。
確かに、そういった面もある。
しかし、ミルキヅクは、むしろ反対に考える。
人に会う時間があったら、できるだけ本を読みたい。
なぜなら、「読書行為」が、その著者とのバーチャル面談だからだ。
今は、本に、連絡先も書いている。どうしても、会ってみたい人ならば、連絡できる手段は往々にしてある。
本は、自分の好き勝手な時間に著者にアクセスできる絶好のツールだ。
ミルキヅクは、よく読書を通して、著者と心の会話をする。
ロングセラーは、著者が膨大な時間をかけて構築した知識の集大成であり、創造物である。
営業で新規開拓ならば、何度も断られてキーマンにようやく会ってもらえるというのに、本は、許可なく、良質な情報に接触できる。
ベストセラーは、出版社の戦略も含めた、質の高いものである。そんな、息遣いが聞こえてくる本を、いつでも読むことができるのだ。
確かに、どんどん人に会って、人脈を構築するのも大事だ。しかし、一方で、提供できる付加価値を磨けば、「人脈の方から」、こちらにやってくる。
良本に会うために
- 自分にあった書評家のメディア媒体を活用
- アマゾンランキングや評価の高い物、「合わせて読みたいシリーズ」
- 検索で、ベストセラー、ロングセラーと入力。
- 本屋で定点観測する
- 自分が尊敬する人が何を読んでいたか調べたり、聞く。
良本は、出会いだ。すぐには見つからないかもしれないが、参考になる切り口はある。上記を参考にしてほしい。
書評家のメディア媒体には、以下のようなものがる。
本は、多読した人しかわからない、そして、多読した人しか理解し合えない、そして、教えようにも、表現しきれない、独特の領域と面白みがある。
これからの知識社会、隙間時間を活用して、情報のインプットをできるだけ行い、熟考のプロセスを通して、ブログなどでアウトプットして、情報をまとめ、整理してほしい。
将来、知的労働社会に比重が移るほど、「本」は、よりあなたの味方になってくれるはずだ。
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