イノベーションを起こす商品開発のヒント!強みの深堀より他業種研究

【最終更新日 2017年7月3日】

 

自社の強みを磨いて差別化することが大事だと言われる。実は、自社の強みの深堀以上に、他社の強みを徹底して調べて、他社すら気が付いていない強みを理解しようとする姿勢が大事だ。

  

他社に負けないために、他社の技術を真似したり、盗むという意味ではない。 

 

他社と共に、業界全体として生き残って行くためにも、あるゆる業種業界の「他社の強み」を、自社以上に、研究、観察、そして深堀してほしい。 他社の技術というものは、同業以外であれば、比較的容易に教えてもらえる。

 

教えてくれた内容は、同業種でないからこそ、イノベーションが起きる可能性が高い。

 

 

経営者の集まりに多く参加するが、自分の業界に一途な経営者が多い。そして、一途であるがゆえに、大事なチャンスを逃しているのだ。固定観念のせいで、イノベーションが起こせないのだ。既成概念で盲目になっているか、頑固に見ようとしないから、自分の業種の周りにころがる宝石を探し出せないのだ。 

 

 

 

業界で不可能言われたことをさらっとやって3000万円のコストダウン

 例えば、ミルキヅクは別の業界のある技術を応用した。最後発の会社であったが、業界で不可能と言われた技術を開発した。あっという間で、だ。まだどこも行ってない。本当に、ちょっとしたことだ。

 

どうしていままでの社長や、工場長、技術者はこのことに気付かなかっただろうとつくづく思った。業界でも、それはやりつくしたけどできなかったという声が多かった。本当にやりつくしたのかと言いたい。灯台下暗しで、すぐ目の前の事が見えていない。

 

このイノベーションで毎年3000万円のキャッシュが浮くようになった。

 

 

 

不可能と言われたことが現実に存在しているという事実

また、別の例では、ある有名な大きな税理士事務所に、「xxといった形は可能ですか?」と聞くと、それは不可能という。トップクラスの超有名大手銀行の支店長に聞いてみても、不可能だという。しかし、個人的にはできると思っていた。

 

つい先日、その税理士の先生より、「xxといった形は可能ですか?」といったことをすでに行っている会社が現れたと聞いた。

 

―――やっぱり、できるじゃないか。 そう思った。

 

固定観念の恐ろしさを感じた瞬間だった。

 

 

 

いろいろな知恵や知識を無垢な目で観察する

何かを見たり聞いたりした時に、「俺の業界には関係ない」と思う社長や経営者が圧倒的に多い。そうではなく、「この技術や考え方を自分の業界に応用するとどうなるか」という視点はとても大事だ。

 

それは好奇心の強さであったり、必要性の強さにもよる。

 

自社の「強み」の深堀も大事だが、自社の強みをより鋭く磨くためにも、幅広く、他社の強みを勉強してほしいと思う。その際、一般教養はとても役に立つ。

 

こちらが考える他社の強みと、他社が考える強みはまったく別のことが多い。他社では当たり前のことが、素人目線では当たり前でないことがたくさんある。業界では「当たり前」にことに宝が潜んでいるのだ。

 

「どうして、いままで気づかなかったんだろう」と思った瞬間に、イノベーションが始まる。

 

 

一般教養の有用性についての記事 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

 

イノベーションを起こす発想法についての記事

mirukizuku.hatenablog.jp

 

 

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

 

mirukizuku.hatenablog.jp

 

 

 

f:id:mirukizukublog:20141106155935j:plainミルキヅク 

理念番号 M1


理念実現書作成の手引き


理念実現書作成セミナー申込

 

 

Copyright (C) ミルキヅク All Rights Reserved.