整理整頓の2Sを実行している社長は多い。
その定義がわからない社長も多い。
社長は稼ぐ力が必要だ。
社長の稼ぐ力を高める2Sを説明したい。
社長にとって大事な2Sとは?
2Sとは、トヨタ的には、「整理」「整頓」のことだが、社長にとって、大事な2Sは、
「整理」と「設計」だ。
*整理、整頓の定義を明確に区別して言える社長は少ない。
社長が行うべき「整理」とは
「整理」とは、やめることを決めることだ。
やめることを決定できない優柔不断な社長は多い。
もったいない症なのか、欲張り症なのか。
ともかく、一年中働き続ける稲盛氏や永守氏のような猛烈な経営者論は置いておいて、
1日8時間、実働250日で、実質的に、頭が冴えている時間内に
1.何を考え、
2.最も効果的な指示を出すのか
を真剣に考えてほしい。
「何をやめるか」の判断基準
やめる基準は、少し、極論だが、次のような気持ちで行うのがよい。
「明日あなたが死ぬなら、まだそれを続けるか?」
ピーター・ドラッカーやスティーブ・ジョブズやマルティン・ルターの名言と同種
*明日死ぬなら、そもそも整理もしないという屁理屈をいう社長も多いだろう。
問題のポイントはそこではない。
どうだろうか。多くの場合、廃棄できそうな気がしないだろうか?
そのビジネスが粗利益を生んでいる場合は簡単に整理できないが、会社全体の粗利益の2割以下の場合は、順次廃棄すべきだ。
整理ができたら、次は、設計だ。
社長が行うべき「設計」とは?
「設計」とは、「構想」の事だ。
一級建築士は、建物を設計するが社長は、経営を一流に設計する。
「一流に設計する」とは、従業員一同の汗と努力を無駄にしない事業を構想することだ。
「どんな事業に手を付けるか」という戦略論より高次の概念だ。
「どんな商品サービスをするか」は、戦略の事で、それは、当たり前のように考え抜かなければいけない。
*これができていない社長も多い
安定的に永続させる構想を熟考することが、構想するという意味だ。
その構想を練ることが、あなたのために集まってくれた従業員の汗と努力の結晶に報いる結果となる。また、「やりがい」にも繋がる。
*従業員は、法律的に雇用契約で労働するのが当たり前と考えている社長は、論外だ。
もちろん、議論としてはそういった考えもあるのだが……。
設計力が鋭い社長が何を考え、何をしているかよく研究してほしい。
次の会社が参考になるだろう
- アップル
- グーグル
- アマゾン
- フェイスブック
- キーエンス
- リクルート
- 伊藤忠商事
- 富士フィルム
- シマノ
- イーロンマスクの会社
- ファナック
- アリババ
- 電通
- 大和ハウス
社長が熟考すべき構想力について
社長の行う戦略について
ミルキヅク