後悔しない口腔ケア~効果的な虫歯・歯周病予防

結論
  1. 口が酸にさらされる時間を減らす。(虫歯対策)
  2. ブラッシングのやり方を確認する。(歯周病対策)
  3. よく咀嚼して食べる。(歯の強化)

 

クッキーを食べて、コーヒー飲んで、歯を磨いて昼寝するというサイクルが数週間続いた時、虫歯になった。

 

そこで虫歯について研究した。

 

 

虫歯とは?

「甘い物を食べると、歯が溶けて虫歯になる」と教わった。

 

ミュータンス菌が糖を食べ酸を排出してエナメル質を溶かすらしい。

 

しかし、甘い物を食べても虫歯にならない人もいる。

 

なぜだろう?

 

ミュータンス菌などの虫歯菌がいない赤ちゃんは虫歯にならないらしい。

 

しかし、虫歯菌がいなくても、コーラーに歯を漬け込めば酸によって溶けるのではないか?胃酸でも歯は溶けるはずだ。

 

 

 

原理原則から虫歯を考察してみた。

 

物質は酸にさらされる時間が長いと劣化していく。

歯も同様だろう。

 

 

 

体の基本的な原理

自然治癒力が備わっている

②鍛えるほど強くなる

③使わないと機能が低下する

 

①体には自然治癒力が備わっている。

自然治癒力とは、マイナスを0に戻す力だ。 

  • 出血すれば凝固
  • 怪我をすればかさぶたで保護
  • 骨折しても再生
  • ニキビで脂分を排出
  • 悪いモノを食べれば下痢
  • 口や鼻からの異物は咳やくしゃみで排出
  • 目の異物は涙で排出
  • 体温が上がれば汗で調整
  • 老廃物は便や尿で排出

 

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自然治癒力は歯にもあるはず。

 

虫歯が出来そうな時に保護するのが歯石ではなかろうか。

 

唾液も自然治癒の一種

唾液は、酸性(マイナス)を中和(0)する。

 

レモンを食べた時に唾液がたくさん出るのも酸による歯の溶解を防ぐ機能だろう。

 

  

歯も再生する?

歯のエナメル質は唾液と共に修復される。

 

そうならば、修復される前に、酸に触れると、再石化が間に合わず虫歯になるはず。

 

 

 

歯自身も、自ら表面を削いでいるのでは?

皮膚や毛の中から外へと再生する。

腸も表面を剥がしながら再生する。

 

歯も同様に考えると、咀嚼によってエナメル質の剥離を促し再生しているのでは。

 

だからブラシ等が届かない歯の溝に磨き残しがあっても、虫歯になりにくいのではないか。

 

一方で、溝には酸を中性化する唾液が常に停滞しているからとも推測できる。

 

 

 

②鍛えるほど強くなる

0がプラスになる話。

 

筋肉は鍛えるほど強くなる。

 

自転車も、ピアノも、練習するほどうまくなる。

 

 

 

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そうであるならば、歯も鍛えるほど強くなるはずだ。

 

歯が強くなるとは、歯を作る栄養がしっかり届いている。

 

栄養は届けるのは血液で、血流を促進するのが筋肉。

 

したがって、 歯を鍛えるには、歯が生えている土台を鍛えるとよい。

 

そのために、

①必要以上の咀嚼回数

②硬いモノを食べる

【蛇足】虫歯が少ないセネガルやガーナ人は虫歯が少ないがこんな歯ブラシを使っているそうだ。

 

③使わないと機能が低下する

歳と共に機能が低下するが筋肉が衰え、血流が低下して、必要な栄養が届いていないからだろう。

 

 

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使わなくなるとは、歯で言えば咀嚼しないこと。

 

筋肉の減少と共に基礎代謝が減り、食事量が減り、咀嚼回数が減る。

 

すると、歯への栄養も少なくなり弱くなる。

 

歯も咀嚼トレーニングで劣化を防ぐことができるはず。

 

さて、次は器官が持つ根本的な目的からも考察した。

 

 

 「歯の目的」から考察する

体の各器官には目的がある。

不必要なものはない。

 

 

歯の目的

食物を液体状にすることで唾液成分と絡めやすくし、それによって化学反応を促し効率よくエネルギーを得るため

したがって、歯が無くなると効率よくエネルギーを獲得できない。

 

そこで、人体は、虫歯になりやすい部分は、唾液で歯石化させることで保護しているのではないか。

 

現に、甘い物を食べるほど歯の表面がザラザラしないだろうか。歯垢は唾液と共に歯石化するらしい。

 

鉄の錆びは、それ以上内部への腐食を守る機能ともいえる。

 

同じように、「歯垢」も「酸」から歯を守るためのサビのような保護膜ではないか。

 

 

 

虫歯菌は本当に悪なのか?

虫歯菌は、本当に悪なのか考えてみたい。

 

たとえば、人間にとって蚊はやっかいだが、食物連鎖の中では重要な存在だ。

 

この世は、弱肉強食に見えるが本質は共存共栄が基本原則。

 

であれば、虫歯菌も人間の役に立っているのではないか。

 

現に、虫歯菌がいなければ歯垢ができにくいはずであり、歯垢という壁がなければ歯は酸に侵されゆすいことを意味する。

 

歯の磨き過ぎが虫歯を招くのも、実は虫歯菌による歯垢生成作用が抑制されエナメル質が酸にさらされやすくなるからではないか?

 

口の中が虫歯菌の住処ならば、自らの家を破壊するようなことはしないはずだ。

 

虫歯になると食欲が失せる。食事の機会が減れば虫歯菌にとっても糖の獲得チャンスを逃すことになる。

 

それは、虫歯菌にとっての飢餓を意味する。だから、虫歯菌の適度なコントロールを考えた方が自然の摂理に合致する。

 

 

 

実は虫歯菌が歯を守っている!?

あくまで仮説だが、虫歯菌が排泄する酸がエナメル質を溶かすと言われているが、十分な咀嚼によって、でんぷんからブドウ糖に変換された良質な糖を食べた虫歯菌からの酸は、より中性に近いのではと推測している。

唾液にあるアミラーゼ酵素の作用

でんぷん→ 麦芽糖→ ブドウ糖

虫歯菌にとって、おいしいご飯は「でんぷん」でも「麦芽糖」でもなく「ブドウ糖」なはずだ。

 

ブドウ糖が点滴の成分であるように、きっと、エネルギーが得られやすい構造になっているはずだ。

 

ブドウ糖は酸自体の排出量を減らすか、虫歯になりにくい酸を排出しているかもしれない。

 

虫歯菌は、口の中でコバンザメのように存在しブドウ糖を待っているのではないか?

 

歯に害を与える糖が口の中に侵入した時は、歯垢を作って歯石というシールドを作る事で自らの住処である歯を守ろうとしているのではないか?

 

 

 

危険なのは歯周病

むしろ危険なのは歯周病である。

実は人生後半で歯が抜けるほとんどの原因は歯周病である。

 

 

簡単に言えば、歯の根っこがぐらぐらして抜ける。

木造住宅の基礎が白アリに食われたイメージだろうか。

 

よって、歯周病対策が重要になる。

 

歯周病対策は、歯ブラシを当てる場所である。

それは、歯が生えている生え際である。

 

その歯茎の内側に歯周病となる菌がたくさんいるらしい。

 

したがって、斜め45度に軽くあて、細かくブラッシングするバズ法を行うとよいはずだ。

 

歯を磨くというより、歯茎の内側に入り込んでいる歯周病菌を削ぎだすイメージ。

 

 

 

おすすめ歯磨き4点ツール

歯周病除去と歯茎マッサージ。

パナソニック 口腔洗浄器 ジェットウォッシャー ドルツ コードレス 白 EW-DJ54-W

歯磨き前に

 

②歯ブラシ

キャップなし タフト24 歯ブラシ × 10本 (MS)

力を入れすぎない。バズ法かスクラビング法で。

 

③溝 奥歯の裏

プラウト Plaut × 4本 アソート (S(ソフト))

 

④歯間対策

ジーシー GC ルシェロ フロス ミントワックス

フロスで歯の隙間は増えないから安心して使ってほしい。むしろ引き締まってくる。

 

 

まとめ

3つのポイント

①歯ブラシを当てる角度が大事

 

②口が酸にさらされる時間を減らす

 

③液状になるまで咀嚼する

咀嚼自体が歯磨き。

咀嚼効果
  1. 酸がエナメル質を溶かす時間が短くなる
  2. 歯の表面の汚れを除去
  3. 歯茎が強化
  4. 血行が良くなる
  5. 消化吸収が良くなる
  6. 再石灰化が促進させる
  7. 排泄物の匂いが抑制
  8. 虫歯の原因となる酸を抑制
  9. 眠気が抑えられる
  10. 思考が冴える

 

 

 

▶その他、まとめる前に考察したこと

動物園のゴリラが、なぜ虫歯に!?

動物の歯」のサイトで虫歯になったゴリラの歯の写真があるが、「動物園にいた」ゴリラと書いてある。

 

確かに、虫歯だが、歯磨きをしないのに他の歯が異様にきれいなことの方が不思議だ。

 

動物は、人間のように、食物を調理しないので、唾液の殺菌力は、人間より強いと推測できる。

 

そういった殺菌力は、酸を発生させる元となる虫歯菌を死滅させるとも推測できる。

 

強い殺菌力があるにも関わらずなぜ動物園のゴリラは虫歯になったのか……?

 

 

歯磨きしないのに虫歯が少ないのはなぜ? 

1.海中動物

海水はアルカリ性なので海中動物は虫歯はないはずだ。 

 

2.唾液の殺菌力が強いからか?

動物は調理しない。だから、唾液の殺菌作用が強い。殺菌作用が強いと虫歯になりにくいか。

 

3.動物の食事にはアルカリ性が多いからか?

草食動物のエサは比較的アルカリ性で、肉食動物のエサは、酸性だ。

 

だからと言って、肉食動物に虫歯が多いとも言えないのでは。

 

肉食動物の方が、草食動物に比べて唾液の殺菌作用が強いと推測している。

 

果物や、牧草や木の実にある菌よりも、肉にある菌の方が強そうだ。

 

また、肉食動物は、肉を切るための犬歯が発達し、草食動物より溝のある歯が少ないので虫歯菌も付着しにくいか。

 

歯の溝が多くとも、そもそも食べているのものが酸性ではないため、虫歯にならないのでは。

 

また、肉(酸性)を食べる肉食動物の唾液の中性化させる力は、草食動物より強いのでは。

 

歯磨きしないからこそ、虫歯にならない?

これはシャンプーしない人の方が抜け毛が少ない議論と似ている。

 

少し調べると、「虫歯も病気もない民族」という興味深いブログがあるので、興味のある方は読んでほしい。

 

虫歯も病気もない民族|暮らしに虹をかける会

 

歯磨きするから虫歯になる? 

歯磨き粉に虫歯になる糖分が含まれていないか?これはシリコンが毛根に詰まって毛が抜ける議論と似ている。

 

強いブラシで歯が傷つき虫歯菌の餌となる糖分が堆積するか。

 

野生のゴリラと同じ食事なら人間も虫歯にならない?

軍隊で6か月歯を磨かなかった人の話を聞いたが虫歯はできなかったらしい。

やはり虫歯菌により作られる歯石が虫歯を防いでいるのではないか。

 

 

虫歯にならない人は、なぜだろう?

最近テレビでL8020が入ったヨーグルトの紹介をしていた。虫歯菌も歯周病も減らすようだ。ヨーグルトの中にいる菌が虫歯菌や歯周病菌の天敵?

  

虫歯の予防には「唾液」が決め手?  

唾液に虫歯予防効果があるなら唾液が出やすい付近は虫歯になりにくいはず。

唾液が出やすいところ
  • 耳下腺
  • 顎下腺
  • 舌下腺

 

 きりんは虫歯が少ない?

唾液の多い動物は「きりん」と言われている。では、きりんの虫歯は少ないか?

 

キリンの唾液が多いのは虫歯予防というより、胃までの食物伝達の補助ではないだろうか。

 

海中生物に唾液はあるか?

プランクトンを食べるような生物はそもそも唾液も、歯すらも、ないのでは。

 

また、魚を丸のみするクジラなどは、歯はあるが、咀嚼しているようには見えないので、むしろ、胃酸が通常より強いのでは。ということは、唾液は無いか…。

 

唾液が多い人種に虫歯は少ないか?

下記のブログ情報によれば、日本人の唾液量は、欧米人の3分の1だそうだ。

 

フランスパンなど乾燥した食生活から唾液量が多いのだろうか?

 

硬く、水分が少ない食糧を毎日食べている人は虫歯が少ないという仮説も立ちそうだ。 

 

または、欧米人は、日本人よりも、同じ条件ならば虫歯が少ないとも仮説できる。

 

スウェーデン人の虫歯予防法

スウェーデンの虫歯予防は有名である。こちらのブログが参考になる。

 

要約

①汚れを取りやすくする歯ブラシツール

②フッ素予防

③食後のキシリトール

④0歳からのデンタルケア

⑤歯の定期健診

 

20本以上の歯を有する者の割合の年次推移

平成23年歯科疾患実態調査を見ていると不思議に思うことがあった。

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厚生労働省より引用』

 

 

疑問は「各年齢別の年次推移が」必ず右上がりになっていることだ。

 

なぜ、綺麗に右上がりになっているか?である。スウェーデン式の要素を順次取り入れたのだろうか?

 

歯の定期健診が大事なようだ

アーブル歯科クリニックさんのスウェーデンの虫歯予防の記事のデータを見ると確かに、スウェーデンの定期健診率は高い。

 

定期健診と残存歯数には、相関関係があるように見える。

 

逆に定期検診がなくても虫歯が少ない国があるのでは?

 

そのようなデータがあれば、定期健診も大事だが、そのデータから読み取れる要素を研究してみても面白いだろう。

 

「裏歯科情報」さんのブログによれば、ガーナ人にヒントがありそうだ。 

世界一虫歯の少ない国はガーナ!?の裏【裏歯科情報】

 

 

話しを戻し日本人の定期健診率をグーグルトレンドで検索してみた。

 

日本人の定期健診率とグーグルトレンド?

 

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google trendsを活用

 

国も、定期健診率のデータを作成していると思うが、グーグルトレンドを利用してみた。

 

「歯科定期健診」という言葉は、検索の絶対数が少なすぎてグラフに現れなかった。

 

代わりに、グーグルトレンドを使って、「歯科検診」という言葉で調べた。

 

確かに、2011年ごろから伸びている傾向があるが、

 

これは、スマホの普及による検索件数の全体数が増加しているからではと推測してる。

 

現に、2011年より前は、それほど伸びていない。周りの友達に、歯の定期健診を増やしているか聞いてみてほしい。

 

感覚的に言っても、実際は、増えていないのではないだろうか。

 

また、100%キシリトール入りのガムの売れ行きと人口当たりの虫歯の相関関係データがあれば見てみたい。

 

なぜ、定期健診は有効なのだろう?

定期健診の有効性は、先のグラフから推測しても効果はありそうだ。

 

定期健診の主な役割は、次の2つではないだろうか。

  1. 虫歯の早期発見と早期治療

  2. 虫歯にならない予防(歯垢除去)

歯医者が苦手な人は多いと思うが、定期健診は、行った方がよい。

 

ただし、歯医者も、歯科に行きたくない一般人の心理を理解して、それに対応した経営を行わなければ、今後も定期健診は増えないと推測している。

 

人が定期健診に行かない理由

 歯の定期健診にいかない人は多いと思うが主な理由は以下のとおりだろう。

  • 面倒(好きな時間が空いていない)
  • 歯科医が点数稼ぎで余計な診察をしようとする
  • 歯科工具の清潔度に対する心配
  • 診察料の高さ
  • レントゲンで被ばくしたくない
  • 何回も通わされる手間
  • ぎりぎりまで痛さを我慢するから
  • 虫歯が定期健診で見つかった時にはもう遅いと思うから
  • 虫歯はひょっとしたら治るのではいう淡い期待
  • 歯科衛生士に歯を見られるのが恥ずかしい
  • 歯をクリーニングすると余計に歯が摩耗して弱くなるのではという心配
  • 院内感染の心配(前の人が使用した研磨機を使用?)
  • なんとかなると思っている

 

唾液が無くても、歯は再石灰化する?

骨は、唾液とは関係なく、成長する。

 

そうであれば、歯も、唾液の力を借りずに、自ら石灰化していくのではないか?

  

むしろ、唾液は、歯の再石灰化よりも、殺菌と消化機能に主な目的がありそうだ。

 

例えば、唾液が無くても、歯が成長している生物はいるのではないか。

 

 

血行不良が虫歯の原因?

シリコンバレー式 自分を変える最強の食事

ジョコビッチの生まれ変わる食事

は、どちらも評価の高い2冊だが、

 

白糖の体への悪影響の情報が載っている。

 

体に悪い糖の摂取は、「炎症」を起こすらしい。

 

別の情報媒体で、

 

白糖の摂取 → 炎症 → 血行不良 → 唾液量↓ → 虫歯という説があった。

 

たしかに、血行が悪いところに、障害は起きやすい。

 

血行の良さは、栄養素の伝達や免疫に影響する。

 

血行を歯茎の観点で言えば①歯周病予防、歯の観点で言えば②再石灰化のための分泌液の促進に関係ありそうだ。

 

歯磨きは、食後すぐが良いか?

食後すぐに歯を磨けと習った。

 

最近では、食後すこし時間をおいてから歯磨きしたほうがよいという説もでてきた。

 

ミルキヅクの回答は「食べたモノによる」だ。 

 

 

食事中に口内は酸性化し、エナメル質が弱くなっているので、食後すぐに磨くと組織が傷つくと言われている。

 

確かに、そうとも考えられそうだ。しかし、そもそも、唾液は中性にする働きがあるので、食べ物が液体になるまで咀嚼を行えば、その時点で、中性に近くなっているはずだ。

 

だとすれば、エナメル質もそれほど弱くなっていない。

 

問題は、キャンディーや、チョコレートなど、歯の溝や隙間に残る食べ物を食べた時だ。

 

この時は、食後にすぐ歯磨きするのは避けた方がよさそうだ。

 

エナメル質が、溶けるからという理由よりは、「歯を磨いたから大丈夫という油断」である。なぜなら、歯磨きでそれらのカスが取れたと思っているが、溝に歯ブラシが物理的に届かないと磨けていないため、カスが残存していることになる。

 

だから、歯に残りやすいものを食べた時は、まずは、できるだけ「唾液うがい」をするとよい。

 

 

効果的な「唾液咀嚼」について

1.梅干しのタネの応用

梅の酸味で唾液が促進すること、種の硬さが物理的に汚れを落とす。

 

ただ、梅干し自体が強い酸性なので、歯を溶かすという議論もある。

 

梅干しの酸性が強いか、唾液の中和力が強いか、わからないが、どうだろうか。

 

こんな製品もある。

梅を使った歯磨き粉 

 

 

2.梅干し・レモン想像法

レモンや梅干しをイメージして、唾液を促進し、その唾液を咀嚼する方法だ。

 

唾液を何度も咀嚼しながら、チョコレートや飴のカスが歯の隙間に見えなくなったら、歯磨きをスタートさせるとよい。

 

しかし、 長時間口の中に含んだ唾液を飲むのが苦手な人もいる。

 

唾液咀嚼が難しければ、次の方法がよい

 

3.すこんぶの応用

昆布はアルカリ性であるから、梅干しのように、歯を溶かすことは無いと推測している。

 

添加物が酸性なら、梅干しと同じ懸念はあるが、梅干しよりは、リスクが低いだろう。

 

すこんぶの味が苦手と言う人には次の方法がよい。

 

 

4.空豆の応用

固いそら豆を噛むだけだ。

 

昔、小学校の授業で、チョコレートを食べた後に、固いソラマメを噛む実験をしたが、

溝のチョコレートがよく取れていた。

 

 

5.歯科用のキシリトールガムの応用

100%キシリトールガムも有効だと思うが、遺伝子組み換えしたトウモロコシからできていることに懸念している人も多い。

 

あるマウスの実験では三世代目に不妊になったり、口腔内から毛が生えた画像があったが、不気味だった。

 

また、キシリトールを食べると、虫歯菌が死ぬと聞いたが、そもそも、細菌と言えども、それらが死んでしまうものを人間が食べても良いのかという疑問もある。

 

遺伝子組み換えしていないキシリトールガムもあるので、調べてみてほしい。 

 

ちなみに、キシリトールは歯科専用というのがある。 

 

6.米粒の応用

イタリアでは、ニンニク料理の後に唾液を出してにんにくの匂いを消すためにコメを噛むが、コメは酸性なので、どうだろう。

 

イタリア人の歯が、食後の米粒で悪くなるようには思えない。唾液の中和力の方が優勢となるだろう。

  

 

7.理想的なツール

金平糖のような形をした、PH6以上で味のない、木の繊維ぐらいの硬さで食後に口の中で咀嚼できるようなツールがあると良い。

 

 

虫歯のない人とは?

良くしゃべる人

奥歯の側面は、ほっぺに当る部分だから、虫歯になりやすいと歯医者に言われた人も多いだろう。

 

空気との接触が少ないと虫歯になりやすいのか、唾液が届きにくいから虫歯になるのか不明である。

 

日本人は、恥ずかしがり屋が多く、人前で、大きく笑えなかったり、口を隠す習慣があるので、空気が口に入らず虫歯になりやすいとテレビでやっていた。

 

口の中に空気が入ると、虫歯になりにくいのか?

 

それとも、話すことで、唾液が出る腺を刺激して、再石灰化が促されるからか。

 

講師や、学校の先生や、歌手や、落語家などのしゃべることが多い業種の虫歯が少ないだろうか?

 

ガムを頻繁に噛んでいる人

ガムをかむことで、歯が常に唾液と接触しているなら、虫歯が少ないはず。

 

ただし、ガムを良く噛む人は、ガムの糖分の種類にもよるが、歯石がたくさんあると推測している。

 

咀嚼をしっかりしている人

ゆっくりとよく噛んで食べている人の歯はきれいだと推測している。

 

咀嚼回数の多い人の歯を見せてもらうと良い。

 

  

体の免疫低下と虫歯 

水虫になるのは、白癬菌に感染したことが原因だが、根本的には、体の免疫が、その菌に負けたからだと推測している。

 

普段から、我々の体には大量の菌がいるが、体温が下がった時や、抵抗力が無くなった時に、症状として表れてくる。

 

そうならば、虫歯も、体の抵抗力を無くした時に症状として現れるのではないか?

 

抵抗力という概念は、定義しずらいので、虫歯との直接の関連性は表現しずらい。

 

強いて言えば、「病人には虫歯が多いか」という仮説が立つが、

 

しかし、病人は、そもそも、満足なご飯が食べられなかったり、歯磨きが不便であったりと様々な要因が重なるので検証できない。

 

 

食事前の歯磨きの方が効果がある?

 「歯磨きは食後」が常識となっている。

 

しかし、仮に、虫歯菌や、ミュータンス菌が酸を排出して、その酸で、エナメル質が溶けるならば、食事の前に、虫歯菌を限りなく除去しておけば、食事中に糖を摂取しても、酸の発生が抑えられ虫歯になりにくいのでは?

 

現に、食事前の歯磨きの方が重要だと主張する説もある。

 

粘液と虫歯

(タン)は、白血球がウィルスと戦った死骸と言われている。ねちょねちょしている。

 

怪我をして、バイ菌が入ると膿む。膿みは、粘液性がある。

 

悪いモノを包み込む時には、「ねちょねちょ」するらしい。

 

ということは、朝、口の中がねちょねちょする場合は、何かが、悪いモノ(虫歯菌?)と戦った死骸だろうか。

 

逆に、虫歯菌がたくさんいるのに、ねちょねちょしない場合はあるか?

 

 

新陳代謝と虫歯

一般的には、若いほど新陳代謝が強い。

 

であれば、虫歯に対する抵抗力も、若いほど強いはず。

 

新陳代謝とは、古いモノと新しいモノの入れ替え作業の速さの事だが、仮に、酸で歯が溶けても、若い人の方が、早く再石灰化されるのではないか。

 

若いほど、早く骨折した骨も付き、怪我も治りやすい。

 

歯も、骨や皮膚の一種と考えると、虫歯に対する再生力の強さを持っているに違いない。

 

新陳代謝と虫歯にも相関関係がありそうだ。 

 

そうすると、おそらく、髪や肌が健康な人は歯も綺麗だと推測している。

 

一方で、大人になるほど風邪を引きにくくなると言われている。ウィルスに対する抗体ができるからだろう。

 

そうであるなら、虫歯菌に対する抗体は、歳を重ねた方が強いとも仮説できるかもしれない。 

 

宇宙人に虫歯はあるか?

宇宙人がいるかどうかは別として、仮にいるとしたら、宇宙人には虫歯がないと仮説する。

 

なぜなら、宇宙人には歯がないと推測しているからだ。

 

宇宙人は、我々が食べているようなモノは食べていないはずだ。

 

おそらく、電気的要素を、そのエネルギー体に取り入れているはずだ。 

  

きっと、進化の先に、歯を無くした生物は宇宙人だろう。

 

だから、きっと、人間の歯も退化していくはず。

 

虫歯とスムージーの相関関係

毎朝、野菜1種類、果物3種類に甘酒を混ぜて飲んでいた。

 

しかし、それが原因か不明だが、尿酸値が高くなったので回数を減らした。たしかに、、こちらの本に、スムージーと尿酸値との関係が書いてある。

 

シリコンバレー式 自分を変える最強の食事

 

スムージーを飲むと、異様に爪が伸びるのが速いので、カルシウムが豊富だったと推測しているが、飲む回数が減ったからか、歯が弱くなった気がする。

 

時間を止めれば虫歯は止まる?

時間を止めることはできないと思うが、ホルマリン漬けされた生物を見ていると、

時間が止まっているように見える。

 

要は、生命体の動きを物理的に止めるということだが、これを虫歯対策に応用でいないか?

 

ホルマリンのような機能性をもった薬を歯に塗布したり、常に歯が中性状態になる「何か」は、できないか?

 

  

ゆすぐだけで虫歯にならないのでは?

ゆすぐだけで歯磨きが完了する薬剤がある。

 

歯ブラシの方が効果がありそうだが、薬剤だけでも十分な効果は得られるだろうか?

 

例えば、風呂場の水垢やカビは、物理的に、ブラシなどで除去している人が多いと思う。

 

しかし、カビキラーのように、磨かなくても、科学的にカビを取ることができるならば、ゆすぐだけでもよいことになる。

 

水垢も然りだ。そういった薬品も現に売られている。

 

ただ、液体は、歯の溝の奥まで浸透するかという疑問は残る。

 

 

歯の本数と寿命の相関関係

先に紹介したブログスウェーデンの虫歯予防のグラフであったように、日本人は、世界トップレベルの長寿国であるが、歯の本数は、少ないようだ。 

 

歯があると、健康で長生きできると思っている人も多いが、歯が少なくても日本人は長寿命国だ。

 

ただ、寿命に関しては虫歯の関連性よりも、医療技術の向上との相関関係の方が強いだろう。

 

歯がたくさんあるから健康なのではなく、歯が無くても、入れ歯やインプラントなどで、しっかり咀嚼し栄養が確保できれば、寿命には影響を与えないのでは。

 

 

技術力があるのに器具が無いって…

親しらずの奥にできた虫歯は、器具が届かないので治療できないらしい。

 

モノづくりの日本と言われているのに、しかも、親知らずの虫歯は多いはずなのに、

工具がないとは、何とも、悲しい限り。

 

デビ夫人と健康な歯

デビ夫人は一日何回も歯を磨くらしい。

 

テレビでやっていたが、歯も、20代と同じぐらい健康だそうだ。

 

それを見ると、「歯磨き」こそが大事だと思ってしまう。

 

しかし、本当は歯磨きよりも、歳をとってもたくさん食べているという事実にヒントがありそうだ。

 

つまり、良く食べられるということは、アゴを何度も動かしているということだ。

 

唾液もたくさん分泌されているはずだ。であれば、それにより栄養が確保されることで、歯にも十分な栄養が届いていると推測できる。

 

つまり、歯磨きよりも、食事の量が虫歯を防いでいると推測できる。

 

現に、食事を取らずにダイエットをすると、歯が弱くなったり、体の調子が悪くなったりする。さらに、ダイエットで十分な栄養が補給されない中で、過激なトレーニングをすると髪の毛が抜けたりする。

 

デビ夫人の歯が健康なのは、歯磨きの回数の多さよりも、食べる量と、それに連動した咀嚼回数だと推測している。

  

口腔内のPHが常に中性でも、虫歯になる可能性があるか?

虫歯菌が出す酸がエナメル質を溶かすというのが通説だが、そもそも、虫歯菌がエナメル質を食べることはないのか?

 

その仮説が正しいならば、口腔内が常に中性でも、虫歯になるはずだ。

 

例えば、点滴だけで生活している患者の歯の状態を観察すると、わかることがあるのでは?

 

ただし、そもそも、虫歯は虫歯菌が原因でなく、歯の再生能力の欠如だとすると口腔内のPHに関わらず、また、虫歯菌の有無に関わらず虫歯になるはずだ。

 

 

虫歯の少ない県は?

47都道府県のこどもたち2012に県別の虫歯データがある。

 

アルカリ食品(野菜ベース)を習慣として食べる県の虫歯は少ないと推測していたが、

一番少ないのは「新潟」のようだ。次が愛知。

 

また、東京、神奈川、長野も少ない。

 

厚生労働省県別の野菜摂取データを見ると、まずまずの相関関係がありそうか。

 

また、野菜は硬いモノが多く、必然的に咀嚼回数が多くなるので虫歯になりにくいのだろうか。

 

野菜のミネラル分自体も、歯に良いのではと推測している。

  

早く飲み込めば、酸の暴露から回避できる?   

食べると口腔内が酸性化し、虫歯になりやすい環境になるらしい。

 

それではということで、酸性状態をできるだけ短くするために、「食事時間を短くするために早く食べる」という考えもでてきそうだ。

 

おそらく、早く食べるほど、唾液が食物を中和する前に飲み込むため、余計に強い酸に晒されるのと推測する。 

 

また、虫歯菌自体も、唾液で化学変化する前の糖を摂取することで、より強い酸を排出すると推測する。

  

  

 

世界一虫歯の多い国、少ない国と砂糖消費の比較 

ルーマニア人(多い) VS ガーナ人(少ない) 

 

砂糖消費量 社会事情データ図録参照

図録▽甘いもの好きの国際比較

 

ルーマニア 99/169位

ガーナ 145/169位

 

ちなみに

トリニダートドバゴ 1位

キューバ 2位

ブラジル 3位 

 

必ずしも、 砂糖消費と虫歯に相関関係があるとも言えないか。

 

こちらのブログ(オーラルケアのウソまちがい)の「図5 一人あたりの砂糖消費量とウ触罹患率との関係。」も参照してもらいたい。

 

 

歯磨き回数が少ないのに、虫歯が少ない国

こちらのブログの3番目のグラフを見ていると、興味深いことがある。

 

 

それは、「フィンランド」だ。

 

なぜ、歯磨き回数が他の先進国より少ないのに虫歯が少ないのだろう。「フッ素予防」や「キシリトールガム」が貢献しているか。

  

歯磨きしているのに、虫歯が多い国

なぜ「日本」は、歯磨き回数が多いのに歯磨き回数が少ない国より虫歯が多いのだろう。

 

やはり、口腔ケアの違いが影響しているか。

 

それとも、磨き過ぎゆえに、虫歯菌が無くなり、歯垢が形成されないため、酸の直接的なエナメル質への暴露が影響しているか。

 

睡眠時間と虫歯

甘味料が簡単に摂取できる環境にあり、労働時間も長く、ゆっくりと食べる時間も少ない。睡眠時間も短く虫歯になりやすい環境である。

寝ている時に歯も修復される。成長ホルモンが分泌されるよう睡眠を研究する。

インドネシアの睡眠時間の短さと虫歯の多さは興味深い事実である。

 

砂糖の消費が大いのに、虫歯が少ない国

先の砂糖の消費量のデータでは「スウェーデン」の砂糖消費量は多い。

 

しかし、虫歯が少ない。なぜだろう。

 

やはり、口腔ケアだろうか。

 

砂糖の消費量が少ないのに、虫歯が多い国

ルーマニア」はなぜ、砂糖消費量が、平均以下なのに、虫歯が多いのだろう。

 

ルーマニア人は、「カレーとシチューが異様に好き」という看板を掲げたgoogle画像を見たが、咀嚼回数の少ない食事と関係しているだろうか?

 

ルーマニア料理は、とろとろ系が多いか?

 

昔の人の骸骨を見ると歯がきれいにたくさん残っているのはなぜか?

縄文時代の骸骨を見ると、歯がきれいに残っている。

 

当時は、現代のような歯磨き粉や歯ブラシはなかったが、 なぜ、歯がたくさん残っているのだろう。

 

どんな食生活や歯のケアをしていたのだろう。

 

おそらく、①食べ物による咀嚼回数の違い②人工的な糖分の有無は、影響していそうだ。

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