費用対効果が高い実用的スキル12選~どんな能力を伸ばせばいいの?~

 

毎年目標を立てて頑張っている人は多い。

 

しかし、どのスキルを伸ばすと、費用対効果が高く、長期的に役立つのかを意識しながら作成している人は少ない。

 

そこで、人工知能が社会に導入されて、人間の居場所が減っても有効であろう12のスキルをご提案したい。

 

  

実用的で効果の高いスキル項目12選

  

 

 

 

1.課題発見力  

「何が問題か」を抽出する力は貴重だ。

 

多くの企業で成果が上がらないのも、課題抽出の甘さに原因がある。

 

抽出される課題の精度が、成果を決める。

 

会社でも、各部署で目標を設定するが、その課題設定がいい加減だと、多くの人の努力と汗が徒労に終わる。

 

「美しい課題を抽出できる能力」は、最も必要とされるスキルの一つだ。

 

一部の社会人しか気づいていない、スキルでもある。

 

 

美しい課題を抽出するために次の2つのことから始めてみよう

 

  1. 対象物の周辺知識を蓄積する
  2. 対象物の常識をまず疑う

 

2番目の「常識をまず疑う」ための効果的なフレーズは

 

そもそも……。」 だ。

 

常に、「そもそも……」とつぶやきながら、目的と、対象物の本質を深堀してほしい。

 

 

 

 

2.企画構想力

多くの人を魅了する構想力を描けるスキルは貴重だ。

 

構想力とは、「未来を見据えて、人が快適な生活を送るビジュアル化」である。

 

情報過多の時代。これから、増々、構想力を描ける人のニーズが高まるだろう。

 

構想力を高めるには、まず次の自問自答をすると良い。

 

構想力の達人は誰か?

個人的に参考になったのは、アップル、グーグル、アマゾンだ。

 

イーロンマスクの3事業(2016年時点)も参考になる。

 

 

 

 

彼ら、彼女らは何を構想したか?

 

例えば、アップルは、「ソフト」、「ハード」、「サービス」の三位一体のビジネスを行っている。

 

iphone,ipad,imacなどのハードがあり、そこに、「アプリ」や「音楽」などのソフトがあり、それらを購入できる仕組み(itune)がある。

 

データを保管するクラウドサービスは、それら3本柱を強化するものだ。

 

 

イーロンマスクは、1.太陽光事業、2.ロケット事業、3.電気自動車事業(2016年時点)で最大限のシナジー効果を生み出し、火星に100万人の人類を送ろうとしている。

 

 

常にお金や、人が多く集まる場を作り上げた人は何を構想していたのかを研究すると良い。

 

また、身近な人で、あなたが魅力的に見える人が、何を構想し、実行してきたかを研究するのもよいだろう。

 

 

 

 

 

 

3. 縦軸横軸マトリックス表現力

物事をシンプルに効果的に分析するには、マトリックス図が役に立つ。

 

人に物事を説明する時にも効果的だ。

 

思考をまとめる際にも有効だ。

 

マトリックス図で大切なのは、大事な2つの要素を抽出する力である。

 

どの2要素で分析すると、最大の成果が上がるかは、実行を通して磨き上げてほしい。

  

武士が刀で切るように、ホワイトボードに十字線を引き、2つ重大要素を書き表せるビジネスマンは、かっこ良い。

 

 

  

 

 

4. リアルにイメージする力

世の中には、右脳派、左脳派とか、イメージ派、論理派と言ったジャンル分けがある。

 

特に、左脳派、論理派の人は、3次元で物事をリアルに想像する力が乏しいと推測している。

 

思い描いたイメージが明瞭であるほど、現実化しやすくなるのは確かだ。

 

鋳型をイメージしてほしい。

 

鋳型とは、いわば、具体的にイメージした将来の事柄のことであり、流し込む物質は、実行のことである。

 

鋳型の無い実行は、成果に結びつかない。

 

精度の高い鋳型を作ってほしい。

 

 

 

 

 

5. シナジー力

 

一人の力は、たかが知れている。

 

世の中のほとんどの新商品は、既存技術の掛け合わせだ。

 

大概、業界の外にいる門外漢が良いアイデアを持っている。

 

シナジー力をアップさせるための4つのポイント

 

  1. 他業種の事を興味深く知る
  2. 自分の業界を、常に客観視する
  3. 自分の業界の常識を疑い、顧客視点の常識で再考する
  4. 他業界の用途を自分の業界に持ち込む
  5. 他業界の一般的な用途を、別の使い方で自業界に応用する

 

 

 

6. 「掛け算」、「割り算」の本質的な理解

四則演算の理解は必須だ。

 

ビックデータ分析のニーズが高まっているが、その需要を別に考えても、四則計算の中でも、「掛け算」と「割り算」は役に立つ。

 

一歩進んで、「乗数」や「対数」の応用ができると、かなりの強みとなる。

 

特に、「掛け算」と「割り算」がどのように日常生活で役に立つかに特化して書かれた書簡があるとありがたい。 

 

 

 

 

7. 集約力~情報の一元管理~

情報過多の時代において、情報に踊らされないように、集約力を磨いてほしい。

 

情報が整理できていない人は、「探す時間」が長い。

 

情報整理が行き届いた人は、探す時間が短く、探す行為すらしていないようにも見える。

 

情報を集約するために、まず、王道では、2S活動だ。

 

  1. いらないモノを捨てる。
  2. いるモノは、検索しやすくしておく。

 

 

覇道のやり方では、2Sすらしない。

「捨てる行為」自体は、何も成果を生まないからだ。

 

そこで覇道の方法では、次の3つをおすすめしたい。

  1. 「捨てる行為」すらしない集約力
  2. 媒体は1つに集約
  3. そのデータを自動で保護する

 

特に、1の捨てる行為すらしない技術を得るために、次の3つが大事だ。

  

  1. 「自分にとって本当に重要な情報とは」の自問自答
  2. その重要な情報のアンテナを張る
  3. 得た情報を1か所 にまとめる

 

 

 

8. 心の柔軟性

グローバル社会が進み、マルチカルチャーが混在する世の中。

 

絶対正義を主張する行為自体に危険ある。

 

今後、ますます、「相互尊重」がキーワードになる。

 

尊重とは、異様で異質なモノに対する理解である。

 

それは、つまり、自分の心の訓練でもある。

 

「差別」「拒絶」は、知識不足や、他を認められない心の狭さから生じる。

 

僕らはみんな生きているという基本原則を理解することだ。

 

「こだわらない」というこだわりが大切だ。

 

 

 

 

9. 原理原則論を集め、腹に落とし込む

 

情報の惑わされて、「結局、何が正しいの?」と判断に迷うことがある。

 

そういった時、限られた時間でブレナイ判断をするためには、原理原則に立ち返った考え方をすればよい。

 

それができるようになるためには、自分言葉で、「何が一番大事なのか」をまとめる練習をしてほしい。

 

自然の摂理には、原理原則が隠されている。

本ばかりではなく、身近な生命体の仕組みについて、再度観察してみてほしい。

 

また、トヨタの、「なぜなぜ分析」は本質論に近づく良いツールだ。

 

 

 

  

 

10. 検索力

ガラクタ情報も多いが、非常に希少価値の高い情報もネット上には転がっている。

 

すい臓がんを安価に検査できる製品を開発した15歳の少年がいたが、ネット上の情報を屈指した。

 

ミルキヅクの場合も、国の機関が発行した情報を使って、仕事の成果に大きく結びついた情報を入手することができた。

 

それらの情報は、広告されない。

 

希少な情報が当たり前にそこに存在しているのに、アンテナが立っていなかったり、検索力が甘いと、情報にたどりつくことができない。

 

それは、大きなロスだ。

 

そのデータを見つけた時に、「もっと早くこのデータの存在を知っていれば……」と、何度思ったことか。

 

そして、どうすれば、ネット上にある有効な情報を短時間で収集できるかという自問自答をするようになった。

 

グーグル検索で良く使う検索技

グーグル検索の小技として、

 

  1. 語彙そのものを抽出できるダブルクオテーション検索 ”●●●”、
  2. 余計な言葉を取り除いて検索するマイナス検索や -●●●
  3. *アスタリスクの便利な使い方 ●●*●●

 

などあるが、ここでも、そもそも論が大切だ。

 

 

検索に関するそもそも論

たとえば、

 

「そもそも、この情報を探す目的は何か?」と問い、

 

次に、その目的の達成のために、 

 

「そもそも、この情報を検索する必要性はあるか?」と問い、

 

あるとしたら、

 

「そもそも、そういった情報はネットにあるか?」と問い、

 

あるとしたら、

 

「そもそも、どういうアプローチをしたらその欲しい情報が手に入るか?」と問う。

 

グーグル検索の小技は、当然使いこなせるとして、それ以上に、根本的な検索力を身に着けるスキルを伸ばしてほしい。

 

SNSや質問箱の網羅的な活用も有効だろう。

 

 

 

 

11. 文章力

自分の想いを的確に表現できると、思考面でも、伝達面でも役に立つ。

 

人は、言語を使って思考する。

 

現に、ソクラテス、プラトン、アリストテレスは、言葉を非常に大事にした。

 

言語の前に「想い」がある。

 

よく、気持ちを言い表せない時に、「なんと言ってよいかわからない」という。

 

しかし、人間は、言葉という発明品をフル活用し、想いを的確に表現する力を備えている。

 

言語を使いこなすことは、「想い」を整理することでもある。

 

的確な言葉がでず、自分自身を「じれったい」と感じる人も多いはずだ。

 

文章力を磨く行為は、思考を整理するツールを鍛えるということだ。

 

そのために、5つを意識すると良い。

 

  1. 広く知られた一般用語の語彙を増やす
  2. 想いを表現する的確な言葉を探し、蓄積する
  3. 読みやすかった文章を研究する
  4. 感動した文章を研究する
  5. ブログでたくさんアウトプットする。

 

 

  

 

12.おもてなしとしての手料理

手料理は、趣味だけでなく、人間関係を潤滑にするスキルでもある。

 

料理は5感をフルに使う。ボケ防止にも有効だ。

 

相乗効果として、段取力も格段に上がり、仕事でも応用が利くようになる。

 

さらに、手料理は、お客様と人間関係を深める効果的なスキルでもある。

 

食事は裸の付き合いと同じぐらい効果的だ。

 

ましてや、相手を想って作った手料理ならば、なおさらだ。

 

そのやさしさは、必ず伝わると信じている。

 

 

 

 

まとめ

以上12項目を説明したが、せっかくスキルを伸ばすならば、できるだけ長期的かつ普遍的に活用できるものを伸ばすと良い。

 

  

 

 

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