「良質なコーヒーは1杯ずつ丁寧に入れるモノ」という固定観念に囚われていない人向けに、コーヒーの移動販売で年収1億稼ぐ戦術や切り口をご提案したい。
ポイントは、「適時、的確なターゲットへの販売」だ。
【目次】
- 早朝 7時-10時 金持ち大学の校門付近
- お昼 12時-14時 労働者密度の高いオフィス付近
- おやつ時 14時-16時 コーヒー屋がない富裕層地域
- 夕暮れ時 16時-17時 学生が多い地元有名塾
- アフター6 18時-20時 駅前・居酒屋街の入り口付近
- 帰宅時 20時-22時 人通りが多い駅の少し手前
- 深夜 場所 地元の主要クラブ
- まとめ
早朝 7時-10時 金持ち大学の校門付近
売上目標
個人向け 3時間で、132,500円
会社向け 月額料(上位10%の人数 x 単価 x 稼働日数 x係数) x 2大学以上
ターゲット1
手っ取り早く空腹を満たしたい学生
コーヒーのコンセプト
- マイルドで切れがあり飲みやすくベーグルと合う
- 素早く提供される
- 毎日飲んで食べても飽きない
ターゲット2
健康的にダイエットしたい女学生
コーヒーのコンセプト
- 良質なバターコーヒー
- 脂肪を付けさせないコーヒー
ターゲット3
学力向上、ブランド力アップを狙う大学の課
コーヒーのコンセプト
- 成績上位10%の学生のみが無料で飲めるコーヒー
- 成績上位10%以内とわかるカップ
- 成績トップ10や、成績トップ1%のカップは特注
ターゲット4
眠気を早く覚ましたい学生
コーヒーのコンセプト
- 香ると目が覚めるコーヒー
お昼 12時-14時 労働者密度の高いオフィス付近
売上目標
個人向け 2時間で、95,000円
会社向け 月額料金(3万~10万) x 10社以上
ターゲット5
午後も、スッキリした状態で仕事をしたい人。
コーヒーのコンセプト
- 飲んで昼寝すると、いつも以上に頭が冴えるコーヒー
- 午後のゴールデンタイムを作るコーヒー
ターゲット6
お客様に希少なコーヒーで、おもてなししたい会社
コーヒーのコンセプト
- この時間帯、この会社でしか飲めないコーヒー。(希少豆、希少な作り方等)
- この1杯のコーヒーで、あなたと、いいビジネスがしたい。
売り方のポイント
- 営業経費として導入してもらう
ターゲット7
午後も従業員の生産性を高めたい社長
コーヒーのコンセプト
- 昼寝をしなくても、眠くならないコーヒー
おやつ時 14時-16時 コーヒー屋がない富裕層地域
売上目標
個人向け 2時間で 70,000円
ターゲット8
スペシャルコーヒーでおもてなししたい主婦
コーヒーのコンセプト
- デザートによく合う
- 美肌ポリフェノールコーヒー
- xx御用達シリーズ
- 会話のネタになる
売り方のポイント
富裕層地域の影響力あるキーマンにアプローチする
夕暮れ時 16時-17時 学生が多い地元有名塾
売上目標
会社向け 月額料(10万円~50万円) x 2社以上
ターゲット9
頭をスッキリさせ、空腹でお腹が鳴るのを避けたい学生ニーズをとらえて集客したい塾
コーヒーのコンセプト
- 頭がスッキリし、胃にやさしい。
- 空腹を満たす、お腹が鳴らないエネジーコーヒー
売り方のポイント
- 頭の回転がよくなる実証データ
- 授業を集中して聞いてもらい成績アップ→合格率アップ→塾のブランド力アップを訴求
- 塾の集客を扱う課へ営業 初めは無料提供で。後に、月額制へ。
- 受験前は、徹夜専用コーヒー豆も販売
アフター6 18時-20時 駅前・居酒屋街の入り口付近
売上目標
個人向け 2時間で、75000円
ターゲット10
居酒屋に行く前のサラリーマン・OL
コーヒーのコンセプト
- 肝臓の脂肪を取り、肝臓を保護するウコンコーヒー
- 食前酒のようにさっと飲める。
- 翌日に疲れを残さないアルコール分解を促進する成分入り
帰宅時 20時-22時 人通りが多い駅の少し手前
売上目標
2時間で 3万円
ターゲット11
夜でも睡眠に影響を与えないコーヒーで、ホッとしたいコーヒー中毒者
コーヒーのコンセプト
- 睡眠に影響を与えないコーヒー
- 夜によく眠れるコーヒー
- クールダウンコーヒー
- 眠りを誘導するコーヒー
深夜 場所 地元の主要クラブ
売上目標
個人向け 5万円
会社向け 月額料(5万円~) x 2社以上
ターゲット12
- オールで若者に遊んでほしいクラブオーナー
- お酒が飲めないがハイになりたい人
- 近くのコーヒー屋が閉店しコーヒーがサクッと飲めない、夜の仕事をする人
コーヒーのコンセプト
- カフェインマックスコーヒー
- オールナイト専用コーヒー
- ホスト、ホステス専用コーヒー
「週末」や「イベント会場」という切り口もあるが、新しいコンセプトづくりを仮説してみてほしい。
週末に人が集まるところはどこか?そこに集まる人が喜びそうなコーヒーとは?
移動販売車の外装は、瞬時に変えられるような工夫をする。パネル式で良いだろう。キャッチフレーズと、切り口が明確に伝わるポップや、容器のデザインも綿密に作り込んでほしい。
飲食では当たり前だが、何よりも、まずは味だ。おいしくないコーヒーは、リピートされない。また、大量に作り置きしても味が維持できる方法を確立することも、他社に真似されない差別化要因となる。豆の管理も重要だ。
まとめ
現在でも、多くの移動販売のコーヒー屋があるが、なぜ、それほど人が集まっていないかよく観察してほしい。
「ターゲット」と「コンセプト」をはっきりさせることで、どこにポジションを取るかが明確になる。
移動販売の利点は、許可さえあれば、好きな場所に構えて、テストマーケティングできることだ。飲食では、立地は、売上に大きな影響を与える。
セブンイレブンの100円コーヒー、スタバ、ドトール、近所の喫茶店と競争を避けて、集客するためにも、明確なコンセプトを持って、テストマーケティングを多く行ってほしい。
仮説→実行→検証→深堀→改善の繰り返しが重要だ。
年収1億の移動販売になれば、話題性は十分だ。
メディアに取り上げられ、次は、フランチャイズ展開となる。
移動販売は、お客様を待つものだという固定観念があるが、移動販売車を拠点に、積極的にターゲットに売り込みをしてほしいと思う。
頑張ってほしい。
ミルキヅク