生産性向上と労働者のジレンマ

長時間労働による自殺、人手不足など社会的な問題で、生産性向上を求められている。

 

企業は、機械を導入し人件費を抑えたり、人工知能を使って高給取りの知的労働を代替したり、プレミアムフライデー導入、テレワーク、女性・高齢者の活用等、さまざまな活動を行っている。

 

 

無駄を排除せよ?

無駄な事を排除し、徹底的に効率化された社会ができれば、ごく短い労働時間で現在と同じ成果または、それ以上の成果を出すことができるだろう。

 

生産性向上は、それに関わっている人にはメリットがあるが、関わっていなければリストラの対象にもなり得る。

 

リストラされた人に対して、「人間だけができる付加価値のある仕事を」と言っても、すぐにできるはずもない。まずはそもそも「人間だけができる付加価値のある仕事」を自問自答しなければいけない。納得のいく答えを得られるまで相当な時間を要する。そして、その習得に長期間の学習期間が必要だ。

 

また、独立するにしても、そんな勇気もノウハウもないだろう。

 

 

 

宙ぶらりん労働者

NHKの特集でフラリーマンに焦点を当て「帰らないサラリーマン」の心理を放送していた。突然時間が出来ても、何に使えばよいかわからない人も多い。唯一の休息所である「我が家」も、妻や子供に気を使う場所になっているパパも多い。

 

男が隠れ家を求める気持ちはよくわかる。そんな雑誌もある。「男はつらいよ」という映画が流行った理由もわかる。

 

今後、社会全体で生産性向上に取り組む中で、宙ぶらりんの状態の労働者が増えるはずだ。すると、働かなくてもお金がもらえるベーシックインカムという制度も導入されてくるだろう。

 

その時、お金とは?や、働くとは?などという哲学を新ためて考えるようになるだろう。そして、幸せって何だろう?何のために生きているのだろう?と自問自答するに違いない。

 

人工知能を使いこなせる会社と、そうでない会社の格差は増々広がるだろう。いわんや、会社で働く従業員にも同じことが言える。人工知能を使いこなす人と、そうでない人だ。

 

 

無駄の価値?

世の中は、何かと無駄な仕事も多い。やらなくても良い仕事をして労働時間を作っている場合もある。これは人の心理の問題だ。また、戦略を間違えて、初めからやるべきでなかった仕事に長時間の労働時間を捧げる場合もある。

 

社会は無駄と効率が入り混じっている。現在は効率に比重が高まっている。

 

日本国や世の中の社長が本気で生産性向上に努めれば、労働力不足は解消され、むしろ、余剰労働者が増えるだろう。そういった人たちは職を失い、失業率が問題になってくるだろう。

 

技術革新によって、人は最終的には働かなくても生きていける時代を迎えると推測しているが、現状は、その最終目的地へのソフトランディングとして、さまざまな配慮が必要だ。

 

多くの社長は、あえて無駄な事をそのままにしている場合もある。窮屈過ぎてもいけないと考えている

 

働くとは?

お金とは?

生きるとは?

幸せとは?

 

労働者間の格差が増々広がる中で上記の意味を熟考し、いまから準備するのが良いだろう。そして、どんな時代になっても怖れることはない、理念実現書を活用してもらいたい。

 

 

 

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