幸せ探しよりも不幸を作らない生き方

「幸せ」の追求は一見、大事に見える。

 

多くの人が幸せになるために頑張っている。また、「幸せになるため」という希望の言葉で人を引き留めたり、動機付けしたりする。

 

「幸せ」の定義は人によって違うので厄介だ。幸せは各個人ごとにしか腹に落とし込めない。大半が、感情的な快楽を幸せと捉えているパターンが多い。

 

 

そういった、あいまいな概念である「幸せ」の追求のために疲労している。幸せの追求の影で泣いている人も多い。そんな気持ちもつゆ知らず、多くの人が幸せ作りに汗をかいている。

 

成功の裏には涙があるというのは、何も本人だけの話しではない。「幸せ」づくりもよいが、不幸を出さないことの方が重要だ。

 

不幸の概念も人によって様々だが、うらみ、ねたみ、嫉妬、悲しみの涙等、いろいろある。

 

自分の一つ一つの行動や行為や思考や判断が、人のネガティブな感情を引き起こしていないかよく考えて行動することが大事だ。「幸せ」のことばかりに目が行くと、そういった感情に盲目になり、最後には足元をすくわれることになる。

 

 

 

自然界の摂理から推測するに

自然界を観察すると、いきなり大きくなるものは、長く続かない。だから、企業が信じられないほどのスピードで急速に拡大している時、その背後に不幸が潜んでいる可能性は高い。

 

鍾乳洞や宝石や大木の年輪、山脈など、じっくりと長い年月をかけて形成される。企業も同じだ。ビジネスも自然の法則に従えば、いきなり大きくなるわけがないのだ。大きくなるとしたら、理念を欠いたM&Aや倫理道徳に反する行為をした時だろう。けっしてM&Aを否定しているわけではないが、むしろ、自然界は共存共栄が主だ。

 

ビジネスでは信頼が一番。信頼を元に経営を行えば、拡大したくてもできないケースも多々ある。そこは経営者のジレンマでもあるが、「信頼」を取った方がよい。目の前の数字に騙されないことだ。1兆円だろうが、100兆円だろうが、ただの経済的ツールに過ぎない。信頼はお金では買えない。

 

 

 

幸せの追求の前に、不幸を作らない

共存共栄の中で、いかにお互いが不幸にならない妥協点を探っていくか。そこがポイントだ。「幸せ」の追求は、他人に迷惑をかけない程度に行なえばよいが、それほど重要なことではない。

 

幸せについてはずいぶんと考えたが、最終的には、「命あることそのもの」だと腹に落とし込めた。明石家さんまさんの「生きてるだけで丸儲け」の真意はわからないが、共感を覚える。

 

自分の行動が誰かの不幸を作っていないかを振り返る時間をとることを推奨したい。

 

 

 ミルキヅクが考える幸せの意味

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自分の理念を見つめる理念実現書 

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