嫉妬は誰でも持っている感情だ。
独占欲の裏返しでもある。
無いモノねだりだ。
プライドがあると、嫉妬がバレないような素振りを見せる。
「持っている人」は、ねたまれないように気をつける。
嫉妬しない方法は、人間を止めることだ。
が、そんなことはできない。
昔から、嫉妬という感情は無くならない。
シェークスピアの小説でも、嫉妬という感情が絶妙に表現されている。
それほど、嫉妬は人間とは切り離せない。
嫉妬があるから、可愛いいともいえる。
一方、嫉妬で強盗や殺人事件もある。
人は無い物ねだりの感情が強い。
隣の芝生は青く見えるようだ。
達筆に嫉妬する
字が下手くそな人にとって、達筆に書かれたハガキは羨ましい。
結婚式の記帳でも、整った綺麗な名前が並んでいると、記帳が恥ずかしい。
時々、達筆を越えて、解読できないほどの「うまい字」を書く人がいるが、憎たらしく思えることもある。
相手の気持ちを無視した、自己満足の手紙だと感じる。
最近、ふと、なるほど、そういうことかと合点したことがあった。
10年連続納税ランキングトップ10に入った齋藤一人さんの字はハッキリ言って上手とは言えない。
しかし、ほぼ100%嫉妬されない字だ。
「齋藤一人」でグーグルの画像検索してみてほしい。
意図的なのか、もともと字が下手なのか不明だが、なんとも言えない字だ。
ハゲと嫉妬
そういえば、嫉妬に関するホリエモンの面白い記事もあった。
ホリエモンが次のように発言している。
孫さんが「ハゲている」という点も、やっぱりとても強いんですよ。ハゲが、一種の成功の免罪符になっているんです。ちなみに僕の免罪符は「元犯罪者」です。
引用:ニューズピックス 2017/4/22 【堀江貴文】なぜ孫正義は「嫌われない投資家」になれたのか?
この記事は嫉妬の話しではないが、ハゲているだけで、相手の嫉妬の壁が低くなり協力が得やすいことを思わせる記事だ。
「齋藤さんだぞ」のキャッチで有名な、トレンディエンジェルの齋藤さんも同じ意味合いだろうか。
嫉妬に気を付ける営業マン
営業マンも似たようなところがある。
相手よりも良いスーツや靴を着ていると、お客に嫉妬される。
だから、無難なモノを着る。
会社の営業車も同じだ。例えお金があっても、嫉妬されにくい車を選ぶ会社が多い。
みんな、嫉妬に敏感だ。
妬みや嫉妬をかわす言動
服装以外でも、嫉妬をかわす言動をする。
たとえば、儲かってますかと聞くと、「いや~、ぜんぜんです」と、少し眉毛を落として、困った素振りを見せて言う。
ミルキヅクのケースでは、以前、勉強会で講師と距離感があったが、飲み会の席で、「実はすでに痛風なんですよ」と話すと、一気に距離感が縮まった。
講師は「親しみを覚えた」と言った。
これは、嫉妬とは別の感情かもしれないが、自分と同じものを持っていたり、自分より惨めだと、人は優越感を感じるのだろう。
妊娠と嫉妬
2017年3月28日の女性限定の匿名掲示板GIRL'S TALKで、妊娠できない女性が、お腹をナデナデしている妊婦に対するコメントで炎上した。
お腹をさすると痛みが和らぐらしいが、そういった妊婦の気持ちも知らず、嫉妬するのだ。
人は、自分が欲しいモノを持っている同類の人に嫉妬する。
嫉妬で渦巻く世の中
ブログでも、アクセス数自慢や、リア中自慢をすると、叩かれたりする。
宝くじの当選も嫉妬が集中するので、まず公表しない。
働かなくても大金を稼いだという嫉妬だ。
副業の収入自慢や、座っているだけでカネが入る的なネタも嫉妬の的となる。
人の嫉妬とうまく付き合う方法
では、人の嫉妬が怖いからと、ビクビクしながら生活するのも息苦しい。
善意すら誤解される世の中。
気遣いが無碍(むげ)にされることもしばしば。
人はそもそも自分勝手で、嫉妬深い。
そうであるならば、好き勝手にやればよいとも思える。
しかし、それでは少し無責任だ。
自分勝手に自慢したい気持ちも、人の心理だが、大事なことは貢献だ。
つまり、自分の言動や行動が、すべて世のため、人のためならば、堂々とやればよい。
当然たくさんの誤解も発生するが、見ている人は見ている。
人は、そもそも嫉妬する生き物だ。
そうであれば、嫉妬に過剰に反応する必要もない。
常に、「世のため、人のため」という気持ちを忘れずに、真摯な態度で臨むことだ。
ミルキヅク