詐欺師に騙されないコツ!世界一の詐欺師はどこにいる?

おれおれ詐欺をはじめ、会社でも、プライベートでも、人に騙された経験を持つ人は多い。

 

最近、詐欺の手口も巧妙だ。

 

一見すると詐欺とわからないから、たちが悪い。

 

騙す方も、騙される方も賢くなっていく。コンピューターウィルスと、ウィルス対策ソフトのようだ。

  

騙されたと知った時は、激しい怒りと恨みが込み上げてくる。その怨念は、いつまでも行く場なく空間を漂っている。

 

 

 

 

自分という認識と騙されるということ

我々は、自我という意識を持っている。自分は自分で、他人は他人と識別する能力だ。

  

識別するからこそ、他人に騙されたと思う。

 

もう詐欺には騙されないと、相当高い意識で警戒するようになる。

 

周りにいる者すべてが信じられなくなる。

 

何が一体正しいのか……。

 

 

 

 

早とちり

人の目は、一重、二重、大きい目、小さい目、たれ目、上がり目。いろいろある。

 

冷酷な目の中にも応援があり、微笑みの目の中に詐欺もある。

 

にもかかわらず、冷酷な目は詐欺だと決めつける傾向が我々にある。

 

完全に、早とちりだ。 

 

自分の脳に蓄えられたウソの情報で物事を判断している。

 

我々は、そういった危うい生き物だ。

 

 

五感に入ってくる情報をフィルターにかけることなく、脳は受け入れる。

 

そして、それらが、常識や既成概念となっていく。

 

時には、信念にもなる。

 

信念は、使い方を間違えると、恐ろしい化け物にもなる。

それで多くの人を傷つける。相互理解を遮断する。

 

 

 

 

情報を無条件に受け入れてしまう怠惰

情報の怪しさを無意識に感じながらも、その正しさを確認する時間も、気力も、知力もない人がほとんどだ。

 

そうして、権威者や尊敬する人が言ったことを鵜呑みにしたり、ブランドというだけで信じたりする。

 

もちろん、確率的には、情報の精度は高いのだが…。

 

 

 

 

その情報の狙いは何ですか?

世の中の多くの情報は、企業がモノを売るための情報だ。

 

経済はお金で回っている。

 

お金をぐるぐる回さないと、仕事が生まれず、雇用も生まれない。

雇用がなければ、給与も減る。給与がなければ消費がない。

 

それが資本主義だ。

 

だから、企業は、一生懸命モノづくりをし、広告を出して、売る。

 

テレビも、雑誌も、目にする媒体物の中には、「売るための情報操作」が少なからず盛り込まれている。いや、かなり多くの操作と言った方がよいかもしれない。

 

情報が正しいか間違っているかは重視されない。

 

法律に抵触しない程度に、人の心理を突いて騙そうとしてくる。

 

我々は、長年、そういった情報を食べてきた。脳はそういった情報で育ってきた。

 

 

 

世界一の詐欺師はあなたの中にいる

そう、一番の詐欺師は、自分の脳だ。

 

ふと思った瞬間や、理解した!と知覚した瞬間、一度、自分を疑うと良い。

 

それらの知覚症状は、すべて、フィルターにかかっていない情報で構成されたベースから出てきた代物だ。

 

だから、「自分」と、「自分の脳から発せられる情報」を意図的に区別する訓練をするとよい。

 

何でこんな人生を歩んでいるんだろう。自分の人生に後悔している人は多い。

 

そう、あなたは、昔の自分の脳が犯した「判断という詐欺」に騙されたのだ。

 

自分が、自分に騙されたのである。

 

自分に騙されないために、これからは、少しだけ、盲点がいっぱいの人間の脳の特質について学ぶと良い。

 

脳は想像力を持った素晴らしいツールであるが、自分を一番身近で騙す、世界一の詐欺師でもある。

 

 

 

 

 

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