何千冊と読んだ中で、息子や娘から求められたら紹介したい、オススメの本を11冊ご紹介したい。
息子や娘の人生の旅路で出会う多くの困難を乗り越える助け船となるだろう。
知らない本があれば、まずは、お父様、お母様に読んでいただければ幸いだ。
【目次】
1.やりたいこと探しで周りが見えなくなっている息子・娘に
アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)
- 作者: パウロコエーリョ,Paulo Coelho,山川紘矢,山川亜希子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1997/02
- メディア: ペーパーバック
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メーテルリンクの青い鳥の「幸せはあなたのすぐそこにある」という話にも似ているが、もっと面白い。
自問自答を何度も繰り返し、世界中での体験、人の深い心理をよく理解した著者の気づきを物語形式で表現した名作。世界中で読まれている本だ。
案外知らない人も多いかもしれない。一人旅をしている息子や娘の暇つぶしの1冊にでも読んでもらい本だ。
2.あきらめ癖がついている息子や娘に
奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録 (幻冬舎文庫)
- 作者: 石川拓治,NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2011/04/12
- メディア: 文庫
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世の中は、常識に捉われ過ぎている。
しかも、それらは、人が真に追究したモノでないにも関わらず、惰性で、常識となっているものばかりだ。
社会には、そういった必ずしも正しいとは言えない常識の中で、人々は生活している。
常識を疑い、その常識を破壊して新しいものを生み出す際、かならず大きな衝突が起きる。
その際に折れない強靭な心を作る本だ。あきらめないことの本質が学べる本だ。何度も涙が溢れるだろう。ハンカチを用意されたい。
そして、「僕らはみんな生きている」という大事な価値観を思い起こさせてくれる。
人として、やさしくなれる本だ。
3.不平不満が多く感謝する気持ちを忘れている息子や娘に
五体満足で、とりあえず衣食住が確保できているのに、まだ不平不満を言っている息子や娘に読ませたい本。
一方、自分は感謝して生きていますと表面的に言っている人にも効果抜群の本。
「はっ」と気づかされる言葉が何度もある。この本は、タイトル通り、10代になっている全員に読んでもらいたい本の一つだ。
4.落ち着きがなく、いつもビクビクしている息子や娘に
25歳の時に、ミルキヅクの人生を救った1冊だ。
値段は一般感覚では高い。しかし、お金では変えられない気づきと価値があった。
ペンで命を救われた魂の込められた本だ。多くの経営者の心の支えとなっている。今でも、日本経済の根幹を支えている価値観は、この本が大きく影響していると感じている。
どっしり生きられるようになるだろう。
5.夢を忘れかけている息子や娘に
アメリカでは定番の自己啓発の定番もの。
少し、文字が細かくて本を読むのが苦手な人には向かないかもしれないが、ロングセラーであるゆえんはある。
アクション・マニュアルの実行は難しいが、この本の中から、人生を少しでも豊かにする1フレーズだけでよいので見つけ出してほしい。
それぐらいの気持ちだと読みやすい。
6.ビジネスで成功していほしい息子や娘に
経営の神様と言われている松下幸之助。
本屋でも、入学シーズン少し前の3月ごろに本棚に並べられる定番物。
丁稚奉公から多くを学んだ苦労人。
松下幸之助自身、判断ミスもたくさんあったと思うが、仕事から会得した実体験を通した英知が凝縮された読みやすい本だ。
他にもたくさんの本質が書かれた彼の図書があるが、まずは、この1冊を熟読すると良い。
7.物事の本質を知るのが好きな息子や娘に
稲盛氏の「動機善なりや私心なかりしか」という名言。すべての経営者の原点であることを願う。
と同時に、勝ち組や、負け組など、金儲けの薄っぺらい情報操作でマインドコントロールされている息子や娘に読ませたい本。
価値観が多様なほど、本質を見失わない教えが書かれている。
8.アイデンティティーを探している息子や娘に
日本で生まれたことを誇り、勇気と希望がみなぎる本だ。
「日本人」であることを自慢したいのではなく、紹介されている人物の生き方は、すべて「世のため、人のため」が基本であって、その魅力的な生き方をした登場人物が、たまたま日本人であっただけのこと。
グローバルで活躍したい息子・娘にはぜひ読ませたい1冊だ。
強い芯が得られるだろう。
9.本を読むのが苦手な息子や娘に
- 作者: シェル・シルヴァスタイン,Shel Silverstein,村上春樹
- 出版社/メーカー: あすなろ書房
- 発売日: 2010/09/02
- メディア: ハードカバー
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こちらは、どうしても本が読むのが苦手な息子や娘向けにご紹介したい1冊だ。
ただの絵本と侮るなかれ。ミルキヅクは、この本を読み聞かせすることができない。
途中で毎回涙があふれ出しまうからだ。
人の生き方、自然の摂理の原点が簡潔に表現されている。ただの自己犠牲の話しではない奥深さが凝縮されている。
この本を読んで涙が出ない人間にはなりたくないモノだ。
10.生意気になっている息子や娘に
- 作者: デールカーネギー,Dale Carnegie,山口博
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 1999/10/31
- メディア: 単行本
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「人を動かす」というタイトルは挑発的だが、書いてあることは、まったく正反対の、「真摯」や「誠実」という概念だ。
アメリカの哲学というより全世界で通用する人間として本質的で普遍的なことが書いてある。
これらも、本屋の棚に並ぶ定番ものだ。 価値ある本はいつの時代も本棚にある。
11.怒りがコントロールできない息子や娘に
- 作者: チャック・スペザーノ,大空夢湧子
- 出版社/メーカー: ヴォイス
- 発売日: 1997/11/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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若い時は、心が大きく揺れ動く。心の葛藤も激しい。
その心の動きの原因を的確に説明した本だ。
アンガーマネジメントという言葉もチラホラ見られるようになってきたが、この一冊を読むだけで、「愛する意味」を理解するだろう。
自分の心が傷つき過ぎて、命までをも落とすことが無いように。
ケビンカーターのハゲワシと少女の写真を見ながらセットで読まれたい。
傷つきやすい心が軽くなるだろう。
まとめ
以上、定番本から知る人ぞ知る名著をご紹介した。
1冊の本によって、人生が救われることがある。
1冊の本が世界を変えることがある。
1冊の本で「幸せ」を瞬時に理解することもある。
これらのロングセラー本は、命令形で押し付けるのではなく、本棚にそっとしまっておいたり、息子や娘が困って助けを求めてきた時に、そっと差し出してほしい。
タイミングさえ合えば、威力を発揮することだろう。
アンテナが立っていない時や、本に縁がない時は、著者の魂の言葉はただのインクの染みで終わる。
渡すタイミングを間違えてはいけない。
まずは、お父さん、お母さんに読んでいただきたい。
ミルキヅク