世の中には課題がたくさんある。どれに手を付ければよいか?
本質的な課題は3つだと考える。それは、衣食住。
食べ物
中でも、まずに『食』。食の本質は生命活動の維持だ。腹が減っては活動ができない。どんな環境変化が起きても、食物が十分確保できる技術を身に着けることだ。防腐技術も必要だし、少ない量で栄養源が豊富な食材に改良するのも大事だろう。また少ない耕作面積でたくさん収穫できる視点も大事だ。
マンガ『ドラゴンボール』に出てくる仙豆(せんず)のように、1粒食べたら、全快する万能薬的も素晴らしい。究極は、食べなくても生きていける技術の確立が必要だ。たとえば、太陽光を使った人工光合成で生命を維持する方法や、太陽が無くなっても、ダークマターをエネルギーとして活動できる技術だ。
服
次に大事なのが服。服の本質は、寒さや暑さから生命を守ることだ。そうであれば、薄くて、軽いのに、温かくて、涼しいという視点が大事だ。だいぶんと冬のコートも薄手でも温かくなってきたが、まだまだ技術革新は起きるはずだ。
皮膚1枚より薄い「服のようなモノ」が開発されるだろう。
また、「身を守る」という視点も大事だ。弾丸が飛んできても、貫通しない「しなやかさ」を備えたモノが望ましい。鉄の鎧は重すぎて、錆び臭い。
住宅
3つ目が「住」だ。住の本質は、無防備な時に外敵から身を守ることだ。寝食中やリラックスしている時に外敵から襲われないような機能性を持つことが大事だ。
侵入されやすい構造はダメだし、地震にも強くなければいけない。
視点を変えて、無防備でも外敵に食べられない服があれば住宅は本質的なところでは不要なのかもしれない。
余談だが、「服」に生命維持に必要なエネルギーを半永久に創出させる機能が付与できれば「食」も不要になる。衣食住の中でも、『衣』の課題に取り組むと良い。
蛇足
地球上では、戦争が絶えない。戦争の本質は、人が2人以上いることだ。2人だけなら、仲良くやるしかない。片方を殺してしまえば、繁殖ができず滅びるだけだ。
マスメディアで煽られ、世界的に戦争ムードであるが、本質を知るには、戦っている集団のトップの2人だけしか住んでいない世の中だったと仮定することだ。
「核ボタン」で脅す前に、「食」の確保だ。原点は簡単なことなのに、人が多いから、本質を忘れるのだ。考え方は違えども、目の前の人を全員神さまだと思える尊い心があれば安泰だ。
最後の課題が『移動』
最後に、衣食住の確保以外で、人類の生命活動を脅かすモノに隕石の衝突がある。地球そのものが木端微塵になれば、そもそも、存在できる土地がない。
隕石は過去に何度も地球にぶつかっているが、最後にやるべき人類の課題は「移動」である。移動を究めることである。
生命は、海から陸へ、陸から空へ、空から宇宙へ、宇宙から宇宙の外へと居住空間を広げていく。究極は時空の外へ移動できる手段を見つけだし、我々がいるこの宇宙が消えても、異次元に移動できる手段を確立すると良い。
馬車、自転車、自動車、電車、飛行機、ロケット、タイムマシーン、未知の移動手段。
まったく発想を変えて、老子いうところの『無為自然』もよいだろう。人間も、自然の一部。自然に身を任せて生きるのも良い。しかし、それでは人間に「想像力」と「創造力」を授けられた意味を説明できないと考えている。
ミルキヅク