新商品開発のざっくりした手順と要点をまとめた。
自分にとって切実な課題
世の中にはさまざまな課題がある。面白いビジネスアイデアが浮かんでも、自分事でなければ情熱が欠如する。情熱は成功要因の8割以上を占める。だから、情熱の無いものに手を出してはいけない。
ざっくり計画
計画はざっくりと行う。細かな事業計画書は作らない。必要最小の機能。この必要最小の機能ですらニーズが無ければ、そもそも、成功はしない。
試作品
技術が必要な場合は、それをできる人を探す。コンセプトがよく、共感を得られ、報酬を明確にすれば技術者の協力を得られるはずだ。心地良さにもこだわる。
認知活動
まずは知ってもらわなければ始まらない。いかに、安く、多くの人に認知させるか。様々な手法があるので、じっくりと検討してほしい。特に、自分が打ち出した課題と同じ課題を感じている人にアプローチしてみる。
フィードバック
使用感を聞き、仮説したこととのギャップを埋めていく。新たな視点に気づく場合もある。フィードバックが良好な場合は、そのまま改善をし、製品にする。フィードバックが悪い場合は、最初に打ち立てた課題の背後に隠れる『真の宝石』を探してみる。
『真の宝石』探しの練習法は、世の中の製品サービスを観察し、当事者が気が付いていない他の利用方法を仮説してみることだ。
この『真の宝石』は、自分ごとではないので、情熱が注げないかもしれないが、自分の課題から派生したものなので、孫のようなものと考えることもできる。
まずは、自分にとって、本当に切実な課題を熟考してみよう。労働者であれば、案外、今、自分が行っている仕事の中に転がっている。