【最終更新日2017年5月9日】
「手相占い」は、日本各地で行われている。
予想がズバズバ的中すると、人気の占い師となり、行列が絶えない。
しかし、一般的に、手相ビジネスは、水商売的で安定性が無い。
よくショッピングモールなどの一角で、待機してお客を持っているいる占いの館があるが、大方、人の入りは良くない。
そこで、社長・経営者向けの手相ビジネスで安定収益を得るビジネスモデルを提案したい。
ターゲットを社長向けに絞る
手相を従来のように「占い」と捉えてしまうと差別化できない。
待ちの手相ビジネスでは、メディアに取り上げられ人気にならない限り、生計を立てることは難しい。
まずは、ターゲットを社長と経営者だけに絞ってほしい。
社長は必ずしも強い人ばかりではない。ゲンも担ぐし、占いにも頼る。
日本の経済は、実は、占い師が支配しているのではと思うほど、多くの経営者が占いに頼っている。今日は日がイイからとか、悪いからという理由で、物事が決められることは良くある。
なぜ社長は占いに頼るのか?
社長が占いに頼るのは、情報が不十分で、自分で経営判断できないことがあるからだ。
経営は、一寸先が闇。多くの社長が不安を抱えている。100%正しい経営手法などなく、手探りの中、頑張っている。
だからこそ、少しでも、自分の考えを後押してくれる神秘的なアドバイスに心が揺れる。
100%成功する科学的な経営手法があれば、経営者は占いを使わない。手相も気にしない。
手相占い師は、何を経営者向きに提供するか?
手相は、運命の占いではなく、体調管理のような「管理」視点で捉えると良い。
手相は、時と共に変化する。時が待てない場合は、豊臣秀吉のように、刀で運命線を深く刻む。
手相占い師は、経営者の運命の管理者となって、情報を提供するのだ。
人工知能を使った手相コンサルタント
クラウド上で経営者の手相のビックデータを集める
では具体的にどのような情報を提供するとよいか?
まずは、従来型の手相術では、すでに達人がたくさんいるので、そこに勝負を挑まない方が良い。
そこで、人工知能を最大限活用してほしい。
人工知能? 何それ?と、拒絶反応がでたら、それがチャンスなのだ。
なぜなら、多くの手相師がそのように思うほど、競争無きビジネスが確立されやすくなる。つまり、ブルーオーシャンだということだ。
まずは、データが必要だ。役にたつ情報を提供するためにもビックデータをたくさん集めてほしい。
経営者の手相をもらうために、無料鑑定・無料診断を行うと良いだろう。
データはすべてクラウド上に保存しておくのだ。
同時に、それぞれの年にあった運命の転換点や、重大事項を記述してもらうと、手相との相関関係が浮き彫りになる。
手相に人工知能の活用する
クラウド上に経営者人口の1割である50万ぐらいのデータが集められた、人工知能で分析してほしい。すぐに興味深い真実が発見されるだろう。
提携先は、人工知能を研究している企業や大学が良い。
こちらの本に有益な情報が載っているので、活用されたい。
人工知能で分析すると、大御所と言われた人がまとめた手相大全の内容の正しさと、さらには、新しい発見があるだろう。
統計データなので、汎用性の高い手相情報を手にすることができる。
また、統計的データなので、占い師のスキルに依存せず社長に有益情報が提供できる。
つまり、フランチャイズ展開も容易だということだ。
ポイントはいかに、社長の手相を集められるかだ。
社長はどこにいる?
では、社長はどこにいるのか?
毎年8万人ぐらいが社長になるが、登記登録する。
名簿会社には、そういった新規に社長になった人のデータを持っているらしい。ぜひ活用されたい。
また、各県には、商工会や経済同友会や工業会の集まりなど、経営者が集まる会が必ずある。そういったイベントの主催者に許可をもらって、会場の一角で手相データを集めると良いだろう。
社長向け手相ビジネスの料金設定・マネタイズ
社長は、弁護士や税理士に顧問料を支払っている。
相場は月に5万~10万ぐらいだろう。
社長の手相管理の顧問料としては、月5000円ぐらいで良いだろう。
手相管理料とアドバイス料だ。人気になるほど、設定金額を高くできる。
人工知能とアマゾンのAWSを利用すると、いずれ、「この手相の持ち主は、xxの時期に、●●な事が起きやすいので注意する」といった具体的なアドバイスが提供されるようになるだろう。
いつ、何が起きるかの流年法も、精度が高まるはずだ。
判断の正しさも統計的なデータがでてくるはずだ。
たとえば、この時期にあなたがxxをやって成功する確率は〇〇%というイメージだ。
いくら儲かるのか?収益シミュレーション
仮に1000人の社長・経営者をクライアントにできたとする。
月額5000円の顧問料をもらうと、毎月500万の定額収入になる。
社長は日本に500万人はいる。
その1割の50万人のシェアを獲得すると、
50万人 x 6万/年= 300億円
市場規模がとてもニッチだ。儲かるビジネスになるに違いない。
手相マネジメントを成功させるコラボ
このビジネスではコラボレーションが欠かせない。
眼に見える手相の線だけでなく、裸眼では見えずらい細かい線、手の色、つや、凹凸の詳細をスマホ写真で撮影できる技術も、どこかの会社とコラボしてやると良いだろう。
富士フィルムあたりがよさそうだ。
そういった装置やアプリ開発も顧客を固定化させるポイントなる。
社長向け手相ビジネスは、新たな視点で捉え直すことで、儲かるビジネスに変貌する。
いつ来るかもわからない顧客を頼りに、ボックスで待つのではなく、攻めの手相にチャレンジしてほしい。
このビジネスは手相を勉強する運命術ではない。
最新技術である人工知能と手相というビックデータを活用した、「運命を管理するコンサルビジネス」だ。
ミルキヅク