敵味方論は幼稚!リーダーよ、理念を抱け!

対立軸を意図的に作り出して、場を盛り上げる手法がある。構図がわかりやすくなるので、手法としては良く使われる。 

 

スポーツの試合などは、敵と味方がいるから試合が面白い。和気あいあいでは視聴率はとれない。

 

では、ビジネスの世界でも同じかと言えば、少し事情が違うように思える。

 

 

 

敵味方ではなく、理念を中心に議論する

たしかに、ビジネスでも生き残るための競争は常にあるのだが、競争の本当の意味は、同業他社や異業種から参入してくる会社との戦いではなく、顧客との競争だ。顧客の要求を満たすことができれば、末永く企業は続いていく。

 

政治の世界でも、意見が合わない党や派閥は敵で、合う人たちは仲間でという構図がある。

 

しかし、実際は派閥や党が大切なのではなく、一人の国の代表としてどんな理念で国を統治するかが重要だ。そこで、意見の違うモノが現れても、敵とみなすのではなく、尊い理念の元に議論を積み重ね、説得や合意を得る姿勢が大事である。

 

つまりは、敵とか味方とか言っている時点で、すでに理念が足りていないのだ。極論をすれば、それぞれの立法で意見は変わるため、派閥を作っている時点で理念が足りないのだ。むしろ、議員総無所属という中立の中で議論を国民にオープンにし、理念を中心に議論をされると良い。

 

理念で集まったモノを党や派閥と呼ぶ人もいるが、今の国会を見ていると、理念では集まっていない。利害関係や数合わせのためだ。理念は尊い。けっして、数合わせや一部の利害関係に影響されるものではない。

 

 

 

尊敬される人は何をしたか?

偉大な人や尊敬できる人をよく観察してほしい。敵味方軸では行動していないはずだ。

 

少なくとも、ミルキヅクの尊敬する人たちはみんな中立の立場から、敵や味方の区別なく、理念を中心として、物事を前に進めていく力があった。

 

白と黒をハッキリさせて前に進めるやり方がある。一方、日本のように塩梅を大切にして前に進めていくやり方もある。世の中は、白黒では決まらない時の方が多い。そういった時は、理念に立ち戻って、理念から見れば何が大事なのか議論すると良い。

 

会社でも同じだ。個人の立ち位置からは言いたい事はたくさんあるだろう。しかし、大事なのは、理念が顧客満足であるならば、顧客から見て、どういう仕事のプロセスが一番理想かを議論し合うのが良い。

 

 一番やっかいな個人的な感情は一度横に置くことが大事だ。そして、理想的な仕事プロセスが一旦できた時に、人員をどう当てはめていくと良いのかを議論すると良い。

 

今までの仕事よりも楽になるかもしれないし、難しくなるかもしれない。難しくなれば、人を増員したり、育成する必要があるかもしれない。

 

 

理念を大切に

人は、基本的に、怠惰で保守的だ。新しいモノをすぐに取り入れない。そんな、粘着剤の上を歩いているようなビジネス環境で物事を前に進めるには、理念を中心とした行動が重要になる。

 

顧客に認められれば、注文が増え、給与が増え、生活も安定する。理念に基づいた経営をすることで強く必要とされると、労働環境が一時過酷になるかもしれない。嬉しい悲鳴ではあるが、働き手の体力やストレスもある。そういったバランスをとるために、よく摺合せをすることが大事だ。

 

敵味方という視点で議論をしている限り、モノ事はうまく解決に向かわない。すべてを丸め込んだ上で、どうするのが一番理想かを考え、実行に落とし込める者が、リーダーだ。

 

だから、リーダーには特に理念が必要なのだ。

 

 

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