なりたくて社長になる人は、全経営者の5%だそうだ。
事業承継で受動的に社長になったり、仕方なく社長をやっている場合もある。
たとえば、
- 親がやっていた会社を、なんとなく継ぐ
- 誰かの下で働くのが嫌だから独立する
- 他に働き口がないから独立する
社長になった動機が消極的だ。
その消極性が、社員一同の汗と努力を無駄にする指示を出す。
社長の影響力が一番大きい
会社は規模に関わらず、社長の意思が大きく反映する。
その影響力は9割以上だ。社長が変われば、会社の体質が変わる。ある意味、社長=会社なのだ。
だから、ソフトバンクは孫正義、パナソニックは松下幸之助、京セラは稲盛和夫の会社だという印象が強い。経営者の哲学がよく表れている。
社長が変わり、その哲学が風化し、会社の質が変わってくる。
情熱を持った社長は5%のみ
世の中の方向性を決めているのは、情熱を持った5%の社長だ。
そこりの社長は、その情熱社長が作り出す世界に追随するのがやっとだ。
社長は給与の支払い義務があり、負債の総責任を負っている。
従業員は、たとえトンチンカンとわかっていても社長の指示に従う。
残念ながら、社長の95%は、受動的に社長になった人だ。燃えるような情熱は無い。従業員一同の生活のことを親の心で考えている経営者は少ない。戦略不足で勉強不足な社長が多い。
つまり、労働者の大半は、95%の情熱無き社長の指示に振り回されている。
日本には370万社ある。ペーパーカンパニーもあるので、実際は100万社だ。
100万社の5%が情熱ある社長だと推測している。
5万人だ。
2:8のパレートの法則があるが、実際は、「5」:「85」:「10」ぐらいではないだろうか。
100人の会社なら、5人が本当に頑張り、85人は普通で、残り10人は戦力外だ。
多くの労働者は善意で頑張っている
多くの労働者は大事な家族を養うため、また、生活を安定させるため、会社の指示に従い頑張っている。
社長という職務は重大だ。
日々の判断が、従業員の運命を左右する。判断ミスは許されない。
だから、社長は勉強し続けなければいけない。
世の中の動きをよく観察しなければいけない。
世のため、人のための明るい未来を創造しなければいけない。
その実現のために行動しなければいけない。
受動的になった経営者が圧倒的に多い中で、非効率に戦っているのが今の世の中だ。情熱ある戦略社長には勝てるわけがない。ますます格差は広がっていくだろう。
社員の汗と涙に報いる経営者になるための情報
95%は、受動的に社長になる人たちだが、情熱の炎は後から点火することも多々ある。
下記のブログがそのきっかけになれば幸いだ。
社長の理念を確立する理念実現書
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ミルキヅク