「良い物を安く提供したい」という
社長は多い。
今まで、1万円だった(粗利益)付加価値の物やサービスを
5千円で同等以上の価値で提供する。
「良い物を安く」の理念のもと
社長が、5千円で販売すると、
当然、分配が減る。
いままで、1万円の粗利益(付加価値)から、
分配をもらっていた人は、それがなくなる。
そうすると、
GDPは、毎年減っていくのではないか?
GDPは、
- 付加価値創出
- 分配
- 消費
で循環する。
1万円得られたら、それだけ、
多く分配されるが、5千円は、
分配が半分になるということだ。
すべての取引が、そのような
考え方で行われると、
GDPは、半分にならないか?
つまり、500兆円が、250兆円にならないか?
「GDPが毎年増えることが良いことだ」という
一般的に蔓延している価値観から、
このような話をするのではない。
むしろ、
購買力は、毎年それほど変わらないため、
「良い物を安く」という切り口は、
理にかなっているのではという自問自答からだ。
最終的には、GDP0円でも
みんなが生活できていれば、
何の問題もない。
GDPは、毎年当たり前に
増えていくという考え方は、
一度疑った方がよい。
GDPを600兆円と政府は言っているが、
経済が回るという視点では、
500兆も、600兆も、同じだ。
昔の日本は、100兆円でも回っていたし、
むしろ、GDPという概念がない
社会でも、経済は、回っていた。
ミルキヅク