社員教育のために、会社の壁にポスターを貼りまくっている会社は多い。
一見、教育熱心な会社にも思えるが、役に立たない。
ポスターの内容の実行が大事だが、ポスターを貼って終わりになっている。
教育用ポスターが泣いている
超優良企業には、ポスターが貼られていない。
社員レベルが高いからなのか不明だが、まず、その事実を認識してほしい。
実は潜在意識に情報を届けるには、目に見える所に貼るのではなく、あえて隠して、毎日、同じ時間に反復して観ることが大事だ。
きっと、超優良企業の従業員は、そういったことを自分の手帳なり、パソコンなりで行っている。
だから、頭もオフィスも整理されている。 やるべきことが何か、明確にわかっているから、報連相やPDCAなど当たり前なのだ。
社内教育用ポスターを貼る理由
では、なぜ多くの会社は、ポスターを貼るのか?
それは、社長が従業員にPDCAや報連相や5Sの大切さを理解し実行してほしいだ。
しかし、もう一つの隠れた理由がある。
それは、いちいちそれらの概念を説明するのが面倒と考えている社長や上司の伝達役になっているのだ。
そんな動機で貼られたポスターが、見られるはずがない。
社長や上司が本気で人材育成を考えるなら、ポスターに語らせてはいけない。
生身の人間が、そこにいるのだ。
魂を通わせて、親身に教育しないと人は育たない。
親身にやっても、なかなか人は動かないのに…である。
社長の大事な哲学を1つだけに絞る
とはいうものの、どうしても、ポスターを貼りたい願望が抑えきれない社長は、1枚だけだ。
人は一度に多くの事を吸収できない。
受験勉強によくある、「xx大学絶対合格」のようにシンプルなもので良い。
たった一つのコアな社長の哲学だけを、ポスターにすることぐらいはOKだ。
1つで良い。
たった、1つで。
ミルキヅクの会社では、次の1フレーズを大事にしている。
ありきたりの哲学だが、強い想いが込められいる。
その他、自ら動く社員に育てるためのツールをご紹介したい。理念実現書だ。これは、各自の理念を深堀して、時間を注ぐべき対象物を明確化するツールだ。
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