金持ちになりたいと考えている人は多い。
そこで、お金持ちになるための方法を、数学的な方程式で証明してみたい。
よく時代劇で、御代官様と小判の話しがある。
「お前も、悪よの~」と、お金にはダークなイメージが付いている。
日本でも、金はどこか汚れたモノと言う感覚が残っている。
それが道徳心なのか、マインドコントロールなのかは不明だ。
いずれにせよ、「お金持ち」には「腹黒さ」が見え隠れする。
こういった人間心理を表した、一般的な儲け方の概念は次の通りだ。
自分がたくさんもらって、できるだけ与えない。
俺様はジャンアン。
「お前のモノは俺のモノ的」な不合理な理屈に従うほど儲かるということになっている。
一般的な儲け方の概念
上記の話しを数式で表すと、以下のようになる。
自分の利益↑ = 自分のtake↑ - 自分のgive↓
『説明』
take=もらう…(売上 とか 利益の意味)
give=与える…(支払 とか 無償の奉仕の意味)
式の意味
入りを多くして、出を少なくする。
つまり、売上を多くして、支払い少なくする。
上記概念の最大の盲点
しかし、この概念の最大の盲点は、自分のtake力は、相手のgive力に依存することである。
つまり、自分がお金持ちなれるかどうかは、お金を払う人の購買力によるということだ。
例えば、自分が1万円のモノを作っても、相手に1万円を買う購買力が無ければお金は手に入らないということだ。
そうであるならば、「相手の購買力を増やせば、自分の売上が増える」と仮説できる。
お金持ちになる方程式の仮説
【方程式1】
相手のgive↑(相手の購買力のこと) = 自分のgive↑ - 自分のtake↓
式の意味
相手の購買力を上げるには、自分が相手に無償でたくさん与え、受け取る分を少なくする。
ここで、自分の受け取り分を減らすと、相手の利益が増えるので、次の仮定が成り立つ。
相手のgive↑ = 自分のtake↓
これを【方程式1】に代入する。
自分のtake↓ = 自分のgive↑ - 自分のtake↓
移項すると…
自分のgive↑ = 2 x 自分のtake↓
式の意味
つまり、自分が本来得られたはずの利益を貰わなかった場合、その2倍、自分の奉仕力が増す。
無償の奉仕の威力
自分が無償の奉仕をして、相手の購買力を増やす行為は、次の式で表現できる。
自分のgive↑ = 「相手のtake↑」
ここで、返法性の原理(いただいた恩を返すの意味)より、
「相手のtake↑」の多くは、奉仕してくれた恩人のために使用される可能性が高い。
例えば、AさんがBさんのために、無償の奉仕で100の量を与えると、Bさんは、受け取った100をAのために使う可能性が高いということだ。
つまり、相手の購買力を増やす奉仕をすると、自分が本来貰えたはずの利益の倍、お金持ちになりやすくなると言える。
さらに、無償の奉仕には、かみ様からの「倍々ボーナスの法則」が働くため、自分がもらおうとした利益の2倍以上お金持ちになりやすくなる。
お金持ちになる方程式の結論
よって、お金持ちになる方程式は
自分のgive↑ = 2 x 自分のtake↓
これが結果として、自分のtake力(金持ち力)アップに貢献するのだ。
例えて言えば、マザーテレサの無償の奉仕活動は、世界一の富豪より、世界中から資金や人の手が集まる可能性が高いということだ。
周りにいる嫌味の無いお金持ちの特徴を観察してほしい。
どんな時も見返りを期待しない奉仕をしている人が多いことに気づくだろう。
しかし、実際は、それをする勇気がある人が少ないため、お金持ちになれる人は限られるのだ。
お金持ちになる法則は、言い換えれば、自分の心(欲)の葛藤との闘いである。
なぜ、「世のため、人のために」、と言われるのか。
そこに、成功の法則が隠れていることをお金持ちは知っているからだ。
ちなみに、本当のお金持ちは奉仕の精神が強いため、服装など着飾っていない場合が多い。
外見に騙されないようご注意されたい。
そこらにいるオッチャンが、ものすごく大金持ちであることは多々ある。
ミルキヅク