SNSに力を入れるか迷っている社長さま、営業部長さまに以下の情報をシェアしたい。
SNSに取り組んで失敗する会社は多い。多くがネタ切れだ。
この時点で、SNSのためのコンテンツを考えるという切り口はうまくいかないことがわかる。
ではどうすればよいか?すでに取り組んでいる日々の活動の中にコンテンツがあると考えればよい。
コンテンツをどうやって集めるか?
それをどうやって吸い上げるか?
営業日報やグループウェアを活用するとよい。
仮に営業日報ならば、すでにそれがブログにそのままコピペしても活用できるほど精度の高いものを作るのが理想だ。
それが難しければ1人だけそれを編集する専属を用意するとよい。
営業日報に書いてある内容をSNSでアップできるコンテンツに編集する人だ。
コンテンツさえあれば、その情報をどのSNS媒体で発信するかは、各媒体の特性に合わせて使えばよい。
多くの会社が、SNSのためのコンテンツを社員に考えさせているに違いない。
ツイッターで何を発信しようか?
インスタで何を発信しようか?
ファイスブックで何を発信しようか?
そうではなく、この情報はどの媒体で発信すると効果的かという切り口で考えてほしい。
情報ファーストだ。そういった情報はとりあえず1か所にまとめておくとよい。
何もたいそうなグループウェアなどに投資しなくても、グーグルSuiteの1アカウントを使って、Gmail等に情報を集約させればよいのだ。検索性も優れている。
上位10人、上位10社はどのようにSNSを活用している?
各SNSの特性は、フォロワーや登録者数上位10がどんな使い方をしているか研究するとよい。
ライン、ツイッター、ユーチューブ、インスタ、フェイスブック等、上位の会社や個人が何をしているかよく研究してほしい。
ツイッターでいえば、前澤社長は知恵を絞ってフォロワーを獲得した。2020年9月29日時点、約1,000万人のフォロワーがいる。
そのフォロワーと瞬時にコミュニケーションができれば、必要な人材もアイデアもすぐに集まるに違いない。
通常1000万人に情報を届ける時の広告費は膨大だ。
1フォロワー300円として、30億程度使ったのだろうか。
にしても、そういったフォロワーとコラボして生まれる世の中に役立つ事業がすぐに広告費をペイできることは容易に予想できる。
インスタであれば、やはり、視覚効果が生かせるものが上位にある。
ファッション、車、デザート等、目で見て効果が高いものだ。
常に面白さ、お役立ち度の競争
ところで、仮に、現在のあなたの会社の各部署の活動内容をそのままコンテンツ化したとしよう。そういったコンテンツは、常に他の媒体との競争になる。
広告とは、すなわち、人の目がどこを見ているかの話だ。
そこに広告費がつぎ込まれる。今はテレビからWEBに人の総視聴時間が移った。WEBに広告費がつぎ込まれている。
あなたも1日を振り返った時、何を見ているだろうか?
例えば、好きな動画をずっと見ていた時、あなたの会社が発信した情報をあなたは見るだろうか?相当面白かったり、役に立つ情報でない限り主体的には見ににいかないだろう。
では、SNSに力を入れるのはやめた方がよいのだろうか?
そこで次の質問を考えてみよう。
SNSに力を入れずに高収益を上げている会社はあるか?
SNSに力を入れてないのに高収益の会社
私が知る限り、そういった会社はたくさんある。
なぜSNSに力を意図的に入れないか?
それは以下の点が考えられる。
「SNSのための」はやめる
結論を言えば、SNSをマーケティングにと騒がしいが、それをやるにしても、SNSのためのコンテンツはわざわざ準備しないことだ。またそういったものを従業員に準備させないことだ。ただでさえ生産性向上が求められている時代だ。
社長は、いかに、日々の活動をそのままコンテンツにしてしまうかという仕組みづくりを考えてほしい。
情報をとりあえずストックしておく
キーワードは、情報の「ストック」だ。
ストックさえしてしまえば、いつでも、どの媒体を使っても情報発信はできる。また、今後、ツイッターやインスタに代わる新しい媒体が出現しても、そこにコンテンツは活用できるはずだ。
メルマガやブログも同じことだ。ストックさえあれば、である。
そこで、もっと、もっと、あなたの会社で働くスタッフの頭の中で考えていることを簡単に文書化したり、写真で残したり、映像で残す仕組みを考えよう。そして、それを日々の業務に埋め込んでしまおう。
SNSを取り組もうとしている動きさえ、コンテンツになるのだ。
それ自体が教育にもなり、スキルアップになるだろう。