【最終更新日2017年5月20日】
多くの人が、この世は競争社会だと思っている。
他人に負けまいと一生懸命勉強し、一流学校に入って一流企業に就職する。
そして、勝ち組になれるよう頑張る。
「競争に勝つのは何のためか?」と問われれば、自分のためだと答える。自分の生活を守るためや、自分の欲を満たすためである。
生き残る人は競争をしない!共存共栄が基本
競争社会を生き残った人を観察すると、実は、誰とも競争をしていないことがわかる。
では何をしているかと言えば、常に「世のため、人のためにできること」を実行し続けているのだ。強く必要とされ続ける生き方をしている。
「競争」が当たり前だと思うのは、教育システムの刷り込みだ。
競争社会だというマインドコントロールを受けると、我が一段と強くなる。
俺が、俺が。
私が、私が。
この世は切磋琢磨社会であり、役割分担の果し合いが原理原則だ。
そこには、競争という概念はない。唯一競争があるとすれば、世のため人のために貢献しようとする自分との戦いだ。
企業が他社を研究するのも、相手を倒すためではなく、世のため、人のために、より良い製品サービスを生み出すためだ。
自然界には、勝ち負けの概念はない。弱肉強食という言葉がぴったり当てはまりそうな世の中だが、強いモノが生き残るのではない。
弱いモノが、強いモノを生かしているのだ。ほとんど気づかれない自然界の秘密だ。
だから、勘違いをしてはいけない。
弱い存在に対する崇拝の気持ちを忘れてはいけない。
人間社会でも同じことだ。
自然界は、勝負を決めない。自然界は、自然の法則に従って、回っているだけだ。そこに「強い」も「弱い」も、「勝ち」も「負け」も、本質的には無いのだ。
人間は、動物の中で唯一、想像力を与えられている。
その無限の力で世のために、人のために尽くす人のことを勝ち組という。
ミルキヅク