「他社に負けないように」というフレーズがある。たしかに、ビジネスは、競争にも見える。しかし、本当は違う。
この世は役割分担の果し合い
この世は弱肉強食に見えるが、本質は、役割分担の果し合いによる共存共栄社会だ。
現状は、己の役割分担を見つけ、それに命を懸けられない人同士が、中途半端な競争を繰り返している社会に見える。そして、その理念なき競争が、ただの金儲けに見え、資本主義の弊害だと言われることもある。
それは、勘違いである。
動機が弱いと不毛の競争を繰り返す
事業は、その始めた動機が薄い場合に、競争に巻き込まれていく。競争に巻き込まれるというより、最終的には理念を持って世のため人のために命をかけている人に負けるのだ。
社長が理念を持って、没頭し、没頭する従業員が増えるほど、必然と、競争相手は、消えていく。競争相手から、見た時、「あ、この会社には勝てない」と思うからだ。そして、「この分野は、ここに任せたほうがよい」必然的に、そう思うようになる。
結局、会社でも、人でも、理念を見つけたもの勝ちだ。
この世が、競争社会というならば、しいて言えば、己の理念を果たし合う競争社会だと言いたい。
その理念の裏付けされた情熱は誰も消すことができない。
また、世のため人のために動く人の理念には、多くの援助やサポートが得られる。最強だ。中途半端にビジネスを金儲けと短絡的に考えている人が勝てるわけがないのだ。
情熱は成功の元
情熱は、成功の8割以上の要因を占める。情熱は、「あきらめる」と言葉を、あなたの辞書から消し去る。そもそも、理念が明確に定まると、「あきらめる」という概念自体が、あなたの頭から無くなる。
「仕事」や、「労働時間」という概念も無くなる。
やっていること、そのものが、「遊び」でもあり、「趣味」でもあり、「生き方」でもあるのだ。そこに、時間は存在しない。瞬時を生きているとか、今を生きている状態ともいえる。
だから、できるだけ早く役割分担を見つけて、「誰かが泣かなくてはいけない意味のない競争の数」を減らしてほしいと願う。
意味のない競争は、理念の欠如から生じる。
日々の仕事が忙しくても、あなたの理念を見つめる時間をとってほしいと願う。
理念なきビジネスは、「競合相手」であふれかえる地獄だ。
理念ありビジネスは、「協業相手」であふれかえる天国だ。
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