【最終更新日2017年5月20日】
「秘伝のタレ」は、代々受け継がれる。
味に歴史が感じられるとうまみも増すと言うわけだ。
秘伝のタレは付けたしで続く。
優れた思考も同じだ。
ベストセラー外山氏の整理学は、知の秘伝のタレを作るレシピ―に応用できる。
この本は、タイトル通り、思考の整理法が書いている。
要約すれば、メモに番号をつけて、さらに、番号をつけたメモから、大事なモノを抜き取って整理する。時がたって見直して、またメモ情報を進化させていくやり方だ。
秘伝のタレの付けたしとそっくりだ。
それを続けると、自分の思考を形作るネタ群が深堀される。
情報は整理され、付加価値が増す。
さらに、新しいひらめきとともに、ネタたちは、進化していく。
刀を磨くように知識を磨く
知的労働社会は加速するが、突然、「知」というものは、身につかない。
インターネットで膨大な知識を吸収すれば、知的労働社会を生き残れると考えていれば、見当違いだ。それは人工知能が行う。
本屋にある、全書簡を読破しても最強の人間にはならない。
知識が知恵になり、知恵が英知となって人の役に立つには、継続的な思考の深堀が必要だ。
情報整理だけでは足りない。知に磨きをかける
ところで、下記の映像を見た人も多いと思うが、インパクトが強い。
肌の質感といい、表情といい、7割ぐらい、人間らしくなってきた。
Hot Robot At SXSW Says She Wants To Destroy Humans | The Pulse | CNBC
ペッパー君などのロボットの目や、こういったロボットのセンサーから、人のあらゆる情報が蓄積され、そのビックデータをデータサイエンティストやプログラマーが活用し、応用し、アップロードを繰り返すことで、さらに人間らしくなっていく。
多くの人が、人工知能の誤作動や、悪意あるハッキングによる人類滅亡を恐れているが、この映像を見る限り、少し、ぞっとする。
無感情な冷酷な顔で「人類をデストロイ(破壊する)」と言っている。
人工知能と共存できるよう、知識を力に変える思考術が求められる。
人工知能に関するブログ
ミルキヅク