タイトル
理念を見つめる作業 ~「目標設定」と「理念設定」の違い~
要点
「理念設定」と、「目標設定」は、まったく別のモノ!
説明
ビジネスでは、PDCA
つまり、目標を設定して、それを実現するための
計画を書いて…という話がある。
そして、
目標達成の有無で、一喜一憂する。
時に、「目標」が「目的」にすり替わって、
数字の達成がいつの間にか「目的」に変わり、
お客さまに迷惑をかけたりもする。
目標を達成しても、
「ちっとも、うれしくない。」
ということも、よくある。
目標を設定することで、
自らの首を絞め、
窮屈な生き方をしている人も多い。
目標設定は、現在地を設定して、
そこから、標的を作って、
そこにたどり着こうとする行為だ。
つまり、目標達成には、
「方向」と、「時間」と、「距離」という概念がある。
その概念から発生するものは、
「方向」は、ビジョン
「時間」は、タイムマネジメント
「距離」は、目標管理制度
そして、
同じ方向を向いて行く、だの、
時間を大切にしろ、だの
PDCAをしっかりやれ、だの
いろいろな活動がでてくる。
「正直、うざい!」
というのが、大半の人の心理だ。
多くの人が、
それに疲弊している。
理由は、簡単だ。
「何のために」が、
個々で、定まっていないからだ。
会社や部署の目標を達成しても、
何となく、むなしく感じるのは、
それが、あなたの理念ではないからだ。
一方、理念設定は、
「時間は、そもそも流れていない」
という哲学を基準にしてる。
時間は、人間が作り出した概念だ。
よく、「今を生きる」と言ったフレーズもあるが、
これも、時間は流れている、という概念を
基準にしている。
理念設定は、時間に囚われない。
距離も、方向性もない。
あなたが、あなたらしく生きる。
英語で言えば、
Be動詞だ。
「状態」を表す。
周りが、どうであろうと、
明日、地球が亡くなろうと、
「今、こうやって、生きる」という哲学だ。
次回内容
ミルキヅク
【完】