よく、「コストダウン」の号令で、まず、仕入先を叩くところがある。それにより、仕入を安くした分、企業は利益がでる。しかし、仕入先の売上が減る。
仕入先の売上が減り、粗利が減り、従業員への分配が減る。
従業員の分配が減れば、社会全体としては、消費が減るので、仕入先を叩いた会社はよいが、社会全体では、プラスマイナス0だ。
自分の事を棚に上げて、バカの一つ覚えで仕入先を叩く事は、得策とは言えない。
売上最大、経費最少の疑問点
仕入先を必要以上に叩くことは、恨みをかうだけで、いざという時に安定供給をしてもらえい。そんな状況を多く見てきた。
仕入先は叩いていけない。それをするより、すぐれた仕入れ先を別に探すか、自らを改善活動に集中してほしい。
さて、コストダウンも粗利益を増やす一つの方法であるが、経費を下げるコストダウンではなく、粗利益を上げるコストの使い方をよく研究しなければいけない。
ピータードラッカーが指摘している通りだ。
例えば、手元に100万円あったとする。この100万円をどのように使用したら最大限の粗利を生むかをよく研究しなければいけない。
「コストダウン」ではなく、あえて造語を作れば、「コストレバレッジ」ということになろうか。
粗利益を増やす構成要素
粗利 = 売上↑ ー 原価↓
売上↑ = 値段↑ x 数量↑
それぞれの項目で、仕入先を叩く事以外でできる自社努力を行ってほしいと思う。
粗利益を最大にする社長の戦略を磨くための参考ブログ
社長がすべきこと
一番のコストは社長の頭の中
ミルキヅク